ストーリー重視のRPG『I, the Inquisitor』発表。暗黒期の中世ヨーロッパで、異端審問官として義務と良心の板挟みになる『デトロイト ビカム ヒューマン』などに影響を受けた作品

 ポーランドのゲーム開発会社The Dustは、ストーリー重視のRPG『I, the Inquisitor』のトレイラーを公開した。対応プラットフォームはPlayStation 4、PlayStation 5、Xboxプラットフォーム、PC。2022年発売予定だ。

 『I, the Inquisitor』は、ポーランドの有名作家ヤツェク・ピカラ氏の同名小説を元としたゲームだ。小説はポーランドで200万部以上売れたベストセラーシリーズだという。本作の主人公は、小説の主人公でもあるモルディマー・マダーディン。

 舞台となるのは暗黒の中世ヨーロッパ。現実とは違い、「キリストが人々の罪を背負って死なず、処刑台から降りて処刑人を憎しみで罰した」という救いのない世界となっている。プレイヤーは紛争が起きる直前の不穏な空気がただよう裕福な街、ケーニヒシュタインを旅することになる。

 ゲームについては謎が多いが、ポーランド語メディアPolskiGameDevが2020年にインタビューを行っている

 インタビューによると、主人公モルディマーは何か究極の目的を持っており、異端審問官(Inquisitor)として、必要であればたとえ老婆であっても路上に引きずり出すことのできる人物であるという。
 ピカラ氏は異端審問官というキャラクターの何が魅力かという質問に、「内面的な葛藤」だと答えた。聖職者の代表として残忍な行為もするが、モルディマーは裕福な家庭で愛されて育っており、こうした行為に心を痛めていることも事実なのだという。

 モルディマーはネザーワールドにアクセスする能力を持っており、この能力を生かして現実と異世界の両方から事件の調査を行うことになる。

 RPGと名乗ってはいるが、物語重視のオープンワールドアクションゲームと呼べるゲームとなる。オープンなストーリーを持つため、『Detroit: Become Human』との類似性を挙げているが、世界もオープンワールドにしたいと答えている。舞台となるケーニヒシュタインは5つの区画に分かれているという。小説を原作にしているが、物語はオリジナルで原作者はアドバイザーという立場。

 戦闘は『バットマン アーカム』シリーズに似ているという。無数の敵の攻撃をかわしながら、カウンターをたたき込むダイナミックな戦闘になる。

 異端審問官がテーマのため、拷問シーンも登場するようだ。しかし、「無意味に残虐性を助長しない」範囲で描くという。痛めつけることに喜びを見いだすような行為は、それが良い結果を生まないことがすぐに分かるようになっているという。
 加えて、女性の扱われ方など、人権という概念がなかった当時の描写も度を過ぎない範囲で表現しなければならないと語っている。

(画像はProwlyより)
(画像はProwlyより)
(画像はProwlyより)
(画像はProwlyより)

 ダークで考えさせられるストーリーが楽しめそうな『I, the Inquisitor』は2022年発売予定だ。

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
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