Cyber Group Studiosは、スクウェア・エニックスと『ファイナルファンタジーIX』初のアニメシリーズにおける独占的オプション契約の締結をプレスリリース(PR Newswire)で発表した。
ゲームの世界を再現した家族向けのアニメ化が展開されるという。
『ファイナルファンタジーIX』は、2000年にPlayStationで発売されたRPG。全世界で累計出荷本数550万本以上の大ヒットを記録した。
ストーリーは、盗賊の裏の顔を持つ旅芸人一座「タンタラス」団に所属する団員ジタンが、アレクサンドリア王国の王女ガーネットの誘拐を企てるところからはじまる。だが、偶然にも王女ガーネットは自ら国を出ようとしており、結果タンタラス団のガーネットや彼女の護衛の騎士スタイナーと共に行動するようになる。
道中で黒魔導士の少年ビビや、ク族のクイナらを加えた一行は、旅の中で自らの出生の秘密や、命の根源たるクリスタルの存在を知り、この星を狙う敵との戦う運命に巻き込まれていく。
今回のアニメ化は、8~13歳の子供たちを主な対象とした冒険アニメで、家族で楽しめるものになっているという。また、スクウェア・エニックスの監修により、ゲームの世界観を維持しつつ、大きな演出やエンターテイメント性を盛り込む。ゲームユーザーにも喜んでいただける内容となっているという。
アニメ化を手掛けるCyber Group Studiosは、アニメーションシリーズの制作・配給を行うリーディングカンパニー。2005年に設立され、約150名の従業員を擁する同社は、パリとロサンゼルスにオフィスを構え、パリとルーベ(フランス)にスタジオを持っている。
Cyber Group Studiosの会長兼CEOのピエール・シスマン氏とCOOのドミニク・ブルス氏は、「スクウェア・エニックスの友人たちと一緒に、このような大きな冒険に参加できることを光栄に思います」とコメント。「世界中の何億人ものファンや、子供から大人までの新しい一般の人々に向けて、このような大規模な機会を提供することは、とても大きな挑戦であり、非常に誇りに思っています。フランスと米国のチームにとっては夢のような話であり、この素晴らしいブランドを尊重した素晴らしいエンターテインメント作品を作ることを楽しみにしています」と述べている。