ゲームパブリッシャーのHypeTrain Digitalは、Voolgiの開発する一人称視点お絵かきゲーム『SuchArt: アーティストシミュレーター』(以下、SuchArt)をSteamにて早期アクセス形式で発売。日本語対応。価格は2050円だが、7月22日まで発売記念セールとして1845円で販売中だ。
今後もプレイヤーからのフィードバックを受けながらゲームの開発を続け、2022年第1四半期に正式リリースを目指す。
『SuchArt』でプレイヤーは2130年に生きる一人の天才芸術家として、スペースアトリエで絵筆をふるって生計を立てる。顧客からの依頼に応えて絵を描いたり、自由に描いた絵をマーケットプレイスで販売してお金を手に入れ、アトリエを自由にカスタマイズできる。
描いた絵は売るだけでなく名を売るためにSNSに投稿したり、個展を開いて評論家たちからコメントをもらうことも可能だ。
絵の具の混色や質感、火炎放射器のような例外もあるが画材は現実そっくり、物理演算もしっかりと働いている。ゲームの大きな特徴は、そんなリアルなお絵かきをマウスのみで行うという点だ。ペンタブレットなどは使わず、マウスのみで描く絵は思わぬ失敗が味を生むこともあり、『Hand Simulator』のようなコメディ系シミュレーターの面白さも持っている。
とはいえ、ゲームをプレイするアーティストたちはそんな操作性をものともせずに名画を生み出している。『SuchArt: Creative Space』という体験版が発売前から公開されており、開発会社は定期的にファンが描いた絵画を紹介している。
プレイヤーが絵筆をふるうのはカンバスの上だけではない。アトリエの壁や床、インテリアに自由に色を塗ったり絵を描いたりして自分らしいアトリエを作ることもできる。
なお、どうやら地球はロボットの反乱や宇宙戦争が起きそうになっているが、アーティストにそんなことは関係ない。そのはずだ。