KADOKAWAは、ホラー小説『返校 影集小説』を本日発売開始した。著者は李則攸氏、巫尚益氏。訳は七海有紀氏。ページ数は320P。価格は税込770円。
『返校 影集小説』ついに発売!
— 角川ホラー文庫編集部 (@KadokawaHorror) July 16, 2021
「返校(へんこう)」の意味は、日本でいう夏休みの登校日に近い感じです。台湾では、6月末で年度が切り替わり、9月から新学年に変わる前のタイミングで、2日ほど登校日があったようです。最近は、日本も台湾も夏休みの登校日はないですね🍉
戦慄の台湾ホラー☠️ pic.twitter.com/1uCSQ6lEH4
ホラー小説『返校 影集小説』は、ホラーゲーム『返校 Detention』をドラマ化した『返校』をノベライズにしたもの。ドラマ版『返校』はNetflixで配信中だ。
ホラー小説『返校 影集小説』のおもな舞台は廃校「涵翠樓」。時代錯誤の校則が今なお続いている翠華高校に台北から金鸞に引っ越してきた劉芸香(リヨウ・ユンシャン)は、ある日、立ち入り禁止の廃校「涵翠樓」で自殺現場を目撃してしまった。ここから芸香の運命が変わり、隠された歴史の秘密に触れていく。
本作はゲーム『返校 Detention』より30年後が舞台となっており、オリジナルの登場人物を主人公としている。原作の後日譚であると同時にオリジナルの物語が再構成されており、原作ゲームのキャラクターも登場する。
ホラーゲーム『返校 Detention』は、60年代の台湾での中国国民党による独裁政権により、密告社会となった背景の高校で物語がつづられる。切ない社会派ホラーとして注目を集めた作品。これがどのように後日譚に絡んでくるのか。映像化されているドラマ版だけでなく、小説ならば活字ならではの違った恐怖が体験できるだろう。
KADOKAWAのWebサイトでは試し読みもできるので、本作の雰囲気を味わってみてはいかがだろうか。ホラー小説『返校 影集小説』を本日発売だ。