Activision Blizzardは9月8日(水)、『コール オブ デューティ ヴァンガード』のマルチプレイヤーモードの解説動画を公開した。動画は日本語字幕にも対応している。
動画内では、マップやモードなど『コール オブ デューティー ヴァンガード』の正式サービス開始時に利用可能なコンテンツが紹介される。そして、今作で新たに追加された「ブラインドファイア」をはじめとする、クラス作成やオブジェクト破壊などゲームシステムに関する解説が行われた。
続いてマップやオブジェクトのデザインなど、アートディレクションに関する説明がなされ、オペレーターの会話や背景といった物語性にも言及された。
また、PCでのプレイの際に可能となる、フレームレートの上限解放やモニターにあわせたセッティングについても説明されている。
『コール オブ デューティ ヴァンガード』のベータテストに関する情報も公開。9月中に2回のベータウィークエンドが開催される予定となっている。ベータテストおよびマルチプレイヤーに関する情報の詳細は以下の通り。
ベータの詳細とダウンロード方法
Vanguardベータウィークエンドは2回にわたって開催されます。ベータウィークエンドに参加するにはインターネット接続が必要です。
ウィークエンド1: PlayStation®早期アクセス
PlayStation®5版またはPlayStation®4版Call of Duty: Vanguardを先行予約された方は、9月11日(土)午前2時から9月14日(火)午前2時まで開催される、ウィークエンド1に参加できます。
デジタル版を先行予約された方は自動で早期アクセスに登録されます。ディスク版を先行予約された方は、小売店の領収証またはメールで早期アクセスコードが送られます。早期アクセスコード(ディスク版の先行予約またはスペシャルプロモーションとして配布)は、callofduty.com/betaredeemでActivisionアカウントにログインすると引き換えることができます。ベータウィークエンドでは、マルチプレイヤーの一部として以下が体験可能です。
· Vanguardの3つの新マップ: 「Hotel Royal」「Red Star」「Gavutu」。
· 従来の3つのゲームモード「TEAM DEATHMATCH」「DOMINATION」「KILL CONFIRMED」と新モードの「PATROL」(ウィークエンド1で登場)。
· 新たな武器セットと共に「CHAMPION HILL」が再登場。
ベータに参加してレベル20まで到達したプレイヤーは、Call of Duty: VanguardおよびWarzone用の武器設計図を受け取れます(Vanguard内では11月5日のローンチ後、Warzoneでは年内の新メインマップローンチ時に使用可能となります)。また、Call of Duty®: Mobileのプレイヤーは、ベータ終了のすぐ後にオペレーターのアーサー・キングスリーを入手できます。
これらの報酬の詳細や、ベータで体験できる具体的なコンテンツの解説は、このCall of Dutyブログにて今週中に公開いたします。
ウィークエンド2: クロスプレイベータ
プラットフォームによっては、Vanguardベータのウィークエンド2 — 9月17日(金)午前2時~9月19日(日)午前2時 — の開始は、オープンあるいは早期アクセスベータとなります。詳細は来週お伝えします。
注目ポイント — 多彩なプレイ体験
従来のコアモード用に16種のマップ、2対2の「GUNFIGHT」用に4種のマップ、そして「CHAMPION HILL」。Vanguardのマルチプレイヤーでは、発売初日からこれらのコンテンツが利用可能です。世界各地の様々な環境を舞台にしたマップで、豊富なゲームモードをお楽しみいただけます。
■さらなるモード
SOLO、DUOS、TRIOSで行われるスピーディーかつ白熱のトーナメント戦に挑む「CHAMPION HILL」の他にも、Vanguardにはもう1つの新モード「PATROL」が登場します。HARDPOINTをベースにした目標達成型のこのモードには、ほぼ絶え間なく移動し続ける得点ゾーンが存在します。チームの得点を稼ぐには、このPATROLポイントから出ないようマップ内を動き続けなければなりません。
こうした新モードを、Call of Dutyのお馴染みの体験と共にお楽しみいただけます。「TEAM DEATHMATCH」「KILL CONFIRMED」「DOMINATION」「SEARCH & DESTROY」は、Vanguardに再登場するモードの一部に過ぎません。また、「PATROL」と共に今回のベータ期間でプレイできるのはこれらのモードとなっています(「SEARCH & DESTROY」はベータ後半で登場)。
■戦闘規模: 遊び方はさらに豊富に
お馴染みのモードは登場しますが、新システム「戦闘規模」によってプレイヤーの好みに応じたダイナミックな体験が楽しめます。マルチプレイヤー待機時、戦闘規模を次のものから選択可能です:
· TACTICAL: シリーズのベテランがよく知っているロビーです。慣れ親しんだクラシックなCall of Dutyの戦闘規模を楽しむことができます。TACTICALは常に6対6となります。
· ASSAULT: 落ち着いてプレイし、多くのターゲットを相手にできるバランスの取れた戦闘規模です。ASSAULTはTACTICALとBLITZの中間と言えます。ベータウィークエンド1では、プレイヤー数が20~28人の間で変動します。
· BLITZ: アクション全開のロビーです。壮絶なヒートアップを楽しみましょう。BLITZでは大量の戦闘が待ち構えています。ベータウィークエンド1では、プレイヤー数が28~48人の間で変動します。
戦闘規模を「全て」に設定すれば、クイックプレイで様々なモードを楽しめるのと同様に、マッチごとに異なる戦闘規模を楽しむことが可能です。
■新たなチームプレイ: クランとグループ報酬
マップやモード、戦闘規模によるロビーの大小にかかわらず、スクアッドでプレイする際には新たなクランシステムによる様々な革新を体験できます。このクランシステムには、Modern Warfare(2019)の連隊システム(後の「グループ」)の要素を用いています。クランには独自の進行システム、エンブレム、グループ全員にアンロックされるバトルパス関連報酬が用意されており、マッチでの勝利以外にも達成すべきスクアッドの目標を与えてくれます。
Vanguardはクロスジェネレーションおよびクロスプラットフォームにも対応しているので、あらゆるプレイヤーと楽しめます。これから生まれるクランにとっては、特に重要な点となるでしょう。
注目ポイント — 戦術的なゲームプレイ様々なマップ、モード、戦闘規模、クランシステムがある中で、スクアッドを組んでマッチが開始されたら、どんな体験が待っているのでしょうか?
Sledgehammer Gamesは刻一刻と変化する戦術的なゲームプレイを柱にマルチプレイヤーの開発を行い、大量のカスタマイズ要素や、改良された新たな移動機能のための環境オブジェクト破壊などを取り入れています。■クラス作成とガンスミス
マルチプレイヤー用のロードアウトを選択する際は、クラス作成内のガンスミスで装備を整えることができます。Modern Warfare(2019)で初登場したシステムを進化させたガンスミスでは、武器によって最大10ヶ所のアタッチメントスロットが用意されており、ありとあらゆる戦況やプレイスタイルに対応する膨大なパターンのカスタマイズが可能です。
たとえばショットガンには、短距離用バックショットと長距離用スラグ弾を用いた「バックスラグ」を装着できるようになりました。この組み合わせは弾薬が武器にもたらす変化の一例に過ぎません。この他にも武器の口径を調整して貫通力や連射速度などを変化させるアタッチメントが登場します。
銃撃戦にナイフを持ち込むタイプの方は、ライオットシールドの復活と2種類の新たな近接武器に注目しましょう。ローンチ時に標準仕様ナイフが登場し、アンダーバレルにブレードを装着できる武器では銃剣チャージが使用できます。さらに、こうした近接格闘好きを迎え撃つべく、精度を犠牲にして威力を増大させる近接オプションとして、一部の武器用にデュアルも復活します。
■環境オブジェクト破壊、武器固定とスライディング、ブラインドファイア武器を手にしたら、マップを切り拓きながら敵を倒しましょう。戦略的なオブジェクト破壊はSledgehammerがゲームエンジンに革新をもたらす原動力となっていました。もろい壁を吹き飛ばし、ドアや窓を突き破り、タイルや建物や様々なオブジェクトを破壊し、厄介なキャンパーをあぶり出しましょう。
強固なオブジェクトの背後から反撃を試みる際には、通常の腰撃ちまたはサイトを使用した射撃の他に、2つの選択肢が用意されました。1つ目は過去作にも存在していた武器固定ですが、今回はさらに、固定した武器を垂直または水平な表面に沿って「スライド」させることが可能です。2つ目はブラインドファイアで、精度が落ちる代わりに身を守りやすくなります。敵の制圧射撃が予想される場面などで活用します。
とはいえ欠点もあるため、それを補うためのPERKも用意されています。
■PERKと熟練度
PERKと言えば、オペレーターPERKと「熟練度」として知られる武器PERKの両方が復活します。この中には移動や射撃のテクニックに影響を与えるものもあります。たとえば「ライトウェイト」というPERKはタクティカルダッシュを含む移動速度を向上させ、武器PERKの「ガンホー」は適用した武器を使用すると発動し、ダッシュ中の射撃が可能になります。
そしてフィールドアップグレードがあります。そうです、「デッドサイレンス」が帰ってきます。しかもその持続時間はキル獲得によって延びていきます。
注目ポイント — 戦場の風景、音、感覚
オブジェクト破壊まで起こる激戦のさなかでは、アートディレクションを堪能するのは少々難しいかもしれません。ですが近代的な視点を通して描かれるVanguardでは、プレイヤーは第二次世界大戦の世界で没入感を味わうことができます。
Modern Warfareのエンジンを用いたVanguardのビジュアルは、一部にフォトグラメトリを使用していますが、「ネオエピック」スタイルに基づいて開発されました。そのトーンは背景や歴史への忠実さを保ちつつも、従来の第二次大戦の描かれ方とは一線を画しています。Sledgehammer Gamesはヒロイズムを讃える形で本作のマルチプレイヤーを制作し、「悪役」ではない敵対者の視点も通しながら世界規模の戦いを描いています。
■フォトリアリズムと環境オブジェクト破壊
メインとなる4つの戦場にはオブジェクト破壊が組み込まれており、新たなライティング技術とフォトリアリズムによって命が吹き込まれています。ライブストリーミングでは「Hotel Royal」と「Eagle’s Nest」の2つのマップが公開されました。これらのマップを通して本作のビジュアル、マルチプレイヤーアリーナのサイズ感、オブジェクト破壊の戦略性についてご覧いただけます。
Vanguardベータではこの2つに加えて「Red Star」と「Gavutu」が登場しますが、「Eagle’s Nest」は第2週目の期間中の登場となります。
製品版ではさらに、Call of Duty®: World at Warファンへのラブレターになるようなマップが登場します。当時の「Castle」と「Dome」が復活を果たしつつ、環境オブジェクト破壊に対応した変化も加えられています。Vanguard版の「Castle」では、障子が破壊可能です。同様の特徴は全てのマップで見られ、すす、土、摩耗、焼け跡といった細部のグラフィック表現も各戦場に命を吹き込んでいます。埃だらけの部屋、パイプの水漏れ、死体を引きずった跡などが、様々なエリアでイメージを喚起するような雰囲気を作り上げます。また、銃撃戦の最中には弾丸が様々な表面に当たることで埃が上がるという、リアルな「戦闘の硝煙」効果も発生します。
注目ポイント — 元祖特殊部隊員になろう
尊ぶべき人格を持ったひとりひとりの英雄なくして、ヒロイズムは語れません。
Vanguardのオペレーターは様々な国、文化、人種、立場のメンバーで構成されています。Sledgehammerの多様なライティングチームと第二次世界大戦の歴史専門家が生み出した架空のキャラクターたちは皆、大戦を戦った実在の人物から着想を得ており、それぞれに物語があります。
Vanguardのアルファでお気づきの方がいたとおり、カーバー・ブッチャー大尉が再登場を果たします。マルチプレイヤーでは他にもたくさんのキャラクターが登場します。
■オペレーターの背景情報と会話
新システムやアップデートされたシステムを通してVanguardのオペレーターについて知りましょう。まずは各オペレーターの詳細な背景情報から、それぞれの生い立ちや戦いに臨む動機を知ることができます。もうひとつは拡張された決め台詞システムです。決め台詞は以前から各オペレーターに用意されていたシステムですが、Vanguardではキャラクターの性格がこれまでよりも引き出されるユニークな会話を楽しむことができます。
■オペレーターのレベル進行と武器の好み
オペレーターにはレベル進行要素があります。オペレーターXP(通常、武器、バトルパス、クランXPとは別)を獲得することで装飾アイテム、スキン、コーリングカード、とどめの一撃をアンロックできるほか、特定のオペレーターでマッチをプレイするだけで様々なアイテムを獲得可能です。オペレーターにはそれぞれの背景設定(ニックネーム、国籍、人種など)やチャレンジに加えて、お気に入りの武器があります。
たとえばポリーナ・ペトロバのお気に入りはモシン・ナガンです。これはキャラクター設定に合致した武器というだけでなく、ポリーナ使用時にこの武器を使うと追加のXPを受け取れるというゲームプレイ上の意味があります。
ポリーナはベータで使用できる6人のオペレーターの中の1人です。オペレーターのレベル進行はローンチまで利用できませんが、この機会にポリーナ、ダニエル・タケヤツ、ローランド・ゼメ、ルーカス・リグス、ウェイド・ジャクソン、アーサー・キングスリーのことを知りましょう。
注目ポイント — PC版の詳細
Vanguardのマルチプレイヤー公開では、Call of Dutyの新たな一年に向けてBeenoxとRaven Softwareが取り組んでいる内容についても紹介がありました。
Call of Duty: Vanguardでは、リードPCデベロッパーのBeenoxがこれまでに積み上げてきた機能や改良点が統合されており、その中にはフレームレートの上限解放、設定・キー割り当ての豊富なカスタマイズ、ウルトラワイドおよびマルチモニター対応などがあります。 継続しているモニター対応に関して、Beenoxは今回さらに「フォーカスモード」を追加します。これはボーダーレスモードでマルチタスク用に他のモニターの明るさを抑えたい際に理想的な設定です。その他の新機能には映像酔いの軽減オプション、テキストの読みやすさ改善、使いやすさの向上設定などがあり、入力遅延の軽減によるミリ秒単位の反応時間改善にも取り組んでいます。
さらに、Warzone向けの多角的なPC用チート対策システムも新たに導入されます。
ベータの情報をチェック
Call of Duty: Vanguardを実際にプレイしてみたいですか?そんなあなたに朗報です!9月11日(土)からPlayStation®ユーザーの方はベータのウィークエンド1に参加できます。このブログで詳細を確認しましょう!
最後に
Sledgehammer Gamesは楽しく魅力的なゲームプレイに注力しています。時間と共に変化が起こるでしょう。Vanguardにおいて、開発チームはさらに素晴らしいコミュニティとの連携を継続してまいります。
これから数日間および数週間、このCall of DutyブログをチェックしてCall of Duty: Vanguardの最新情報を収集しましょう。また、Sledgehammer GamesのブログでCall of Duty: Vanguardの告知およびコンテンツをご確認いただけます。Twitter、Instagram、Facebookで@CallofDutyおよび@SHGamesをフォローして追加情報を入手しましょう。
先行予約は、加盟販売店およびCallofDuty.comでお申し込みいただけます。
「全ての戦場で最前線を駆けろ。」
動画の終わり際には『コール オブ デューティ ウォーゾーン』の新たなマップ「Pacific」についての情報も公開された。こちらの詳細はCallofDuty.comの紹介ページから確認できる。
『コール オブ デューティ ヴァンガード』は2021年11月5日(金)、PS4、PS5、Xbox One、Xbox SeriesX|S、PC(Battle.net)向けに発売が予定されている。