DJ2 Entertainmentは10月11日に、『Sable』のパブリッシャーであるRaw Furyとファーストルック契約を結んだことを同社のウェブサイト上で発表した。
DJ2 Entertainmentはビデオゲームを元にテレビシリーズや映画作品を制作する映像制作会社であり、同社が関わるハリウッドの実写映画『ソニック・ザ・ムービー』はゲーム原作映画史上で最高の興行収入記録を樹立した。
また、Raw Furyは9月23日に発売し、バンドデシネのようなグラフィックや世界観が注目を集める『Sable』の他にも、南太平洋の島で行方不明になった夫を探す『Call of the Sea』や、現実と記憶、夢の世界を行き来して事件解決を目指すSFミステリーアドベンチャーゲームの『The Signifier』など、インディーゲームのヒット作の権利を複数所有するパブリッシャーだ。
今回の発表によると、Raw FuryとDJ2 Entertainment社は、スウェーデンのマルメで開催されたゲームや映画のクリエイターが参加するイベントCrafting Worldsにて業務提携に向けた関係を進めたとされる。
その結果として両社は『Sable』と、タクシーで生活費を稼ぎながら殺事件の解決を目指す推理ゲームの『Night Call』、大都市でサラリーマンとして暮らす主人公の孤独を描く『Mosaic』の3つのタイトルの契約を結んだという。
なお、上記の3タイトルがTVシリーズとなるのか、映画作品となるかは未だ発表されていないが、興味がある読者はDJ2 EntertainmentとRaw FuryのTwitterやウェブサイトをチェックして続報を待とう。