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第二次世界大戦を描くQuest 2版『メダル・オブ・オナー:アバブ&ビヨンド』が日本時間11月16日に発売。Rift版とのクロスバイにも対応

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 アメリカ・ワシントン州に拠点を置くReality Labsは現地時間11月15日、Oculus Blogにて『Medal of Honor: Above and Beyond』Oculus Quest 2へ向けて日本時間11月16日に発売すると発表した。価格は税込3990円となる。

 あわせて、ローンチトレイラーが公開されており、実際のQuest 2のゲームプレイ映像を確認できる。

 本作は、2020年12月11日にリリースされたSteamVROculus RiftOculus Rift S向けタイトルを移植したものであり、第二次世界大戦を描くFPS「メダル オブ オナー」シリーズの最新作だ。

 本作の舞台は第二次世界大戦中のヨーロッパを舞台に、プレイヤーはレジスタンスを支援する工作員となりナチスドイツとの戦いに参戦することとなる。

 本作は本来170GB程の要領のRift版を移植作業で40GB程に変換することで、10時間以上のナチス政権を打倒するキャンペーン、12のマップと5つのゲームモードが用意されたオンラインマルチプレイスタンドアローンのVRで体験することが可能となっている。

 また、Quest 2版の本タイトルはRift版とのクロスバイにも対応している。

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 くわえて、本作には第二次世界大戦について退役軍人の生の声を聞いて制作されたギャラリーモードが設けられており、動画やインタビュー、アカデミー賞を受賞した短編ドキュメンタリー映像『コレット』、実写の360°VRカメラで撮影されたノルマンディーの海岸ペーネミュンデのV2ロケット施設に行ける「History Happened Here」が収録される。

 『コレット』は、イギリスの大手メディア「ガーディアン」が観客から寄付を募る形でYouTubeにて無料公開をしている。日本語字幕はついていないが、ゲーム本編を持っていない人でも視聴できるので、英語がわかる人は視聴してみてはいかがだろうか。

 プレスリリースの全文は以下のとおり

第二次世界大戦の歴史的な戦場と、当時を再現した数々の武器とともに歴史の世界へ挑む『Medal of Honor: Above and Beyond』が、11月15日(米国時間)からQuest 2に登場します。Quest 2版の本タイトルは Rift版 とのクロスバイに対応しており、価格は3,990円です。Respawn Entertainment社の協力のもと、いよいよこのスリリングなシューティングゲームをスタンドアローン型Quest 2ヘッドセットで体験できるようになりました。トレイラーはこちらから、ティザーはこちらからご覧ください。

『Medal of Honor: Above and Beyond』には、様々なコンテンツが用意されています。10時間以上に及ぶ長いキャンペーンの中でナチス政権を打倒したり、12のマップと5つのゲームモードでオンラインマルチプレイの銃撃戦を楽しんだり、サバイバルモードで容赦ない敵の波に立ち向かったり、アカデミー賞を受賞した短編ドキュメンタリー映像『コレット』などのコンテンツを楽しんだり、誰もが楽しめるタイトルとなっています。

飛んでくる弾丸の音が聞こえたり、敵の攻撃を避けるために身を隠したり、炎上する航空機から脱出したり、空中で奪った手榴弾を投げ返したり、実際に動いて隅々まで覗き込んだり、射撃を避けたりしながら武器をリロードしましょう。歴史を見るのではなく、かつてない体験となるでしょう。

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『Medal of Honor: Above and Beyond』をQuest 2で発売するまでの経緯について、ゲームディレクターのPeter Hirschmannにお話を伺いました。

『Medal of Honor: Above and Beyond』をQuest 2で発売するまでには、長い道のりでした。ワイヤレスのオールインワンデバイスにおける、これほどの規模のVRシューティングゲームはどのような体験になるでしょうか?

Peter Hirschmann(以下、PH): 簡単に言えば、ワイヤレスであることで究極の体験ができます。非常に過酷な状況である第二次世界大戦の戦場を題材にしたゲームですが、自由に身をかがめたり身を隠したりしながら実際にその場にいるかのような感覚を体験できます。

このような本格的なディテールで作りこまれたVRゲームを軽量化することは、簡単なことではないと思います。170GBもあるRift用ゲームを縮小するのに、最も苦労した点は何ですか?

PH: Riftは素晴らしいプラットフォームです。第二次世界大戦中のヨーロッパ戦線を、プレイヤーに見せることができ、膨大な量のコンテンツを提供することができました。『Medal of Honor: Above and Beyond』のような巨大なゲームをQuest 2に登場させるためにチームがどのような魔法を使ったのか私は分かりませんが、彼らはどうにかやり遂げました…そして素晴らしいタイトルになりました。

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キャンペーン、サバイバルモード、マルチプレイヤー、ギャラリーコンテンツなど、プレイヤーがプレイしたり見たりできるコンテンツが豊富にありますが、初めてプレイする利用者におすすめのプレイ方法を教えてください。

PH: キャンペーンの最初から始めましょう! 実際に手榴弾を投げる動作をするとVR内でも手榴弾を投げることができるように、デザイナーは『Medal of Honor: Above and Beyond』のゲームの仕組みに、VRでのプレイの基本となる動作を見事に組み込んでくれました。また、クォーターマスターのHuxleyとのやりとりができるところでは、実際に戦闘に参加する前に、すべての武器や装備を使って遊んだり練習したりできる場所になっています。

ネタバレにならない程度に、Quest 2でワイヤレスで体験できるキャンペーンの中で、お気に入りの場面を教えてください。

PH: 最後のミッションは今でも泣けてきます。役者さんたちは本当によくやってくれました。

初めてQuest2でプレイする利用者に向けて、マルチプレイでのコツを教えてください。おすすめのロードアウトや 特定のゲームモードのヒントなど、何かありますか?

PH: どのモードも楽しいのですが、特に『Medal of Honor: Above and Beyond』とVRならではの体験ができるマッドボンバーをプレイするのが好きです。一番のコツは、マップを覚えることです。Respawn Entertainment社のマルチプレイヤーデザインを担当した素晴らしいチームが、それぞれの場所をユニークなプレイ空間として作り上げました。フランスの美しい村の通りで戦っていたかと思えば、次はノルウェーの凍った氷の洞窟にいたりとその種類は驚くほど豊富です。

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ギャラリーには、VRに関わらず『Medal of Honor』シリーズ以外のゲームでは試みられていない、とてもユニークで教育的要素のあるコンテンツが用意されています。。『Medal of Honor: Above and Beyond』にとって、ギャラリー内のコンテンツはどのように重要なのでしょうか?

PH: ギャラリー映像は、『Medal of Honor』シリーズの初代から欠かせないコンテンツです。それをQuest 2でVR化したことで、プレイヤーをこれまで行ったことのない場所に連れて行くことができるようになりました。ギャラリーの「History Happened Here」では、実写の360°VRカメラを通して、ノルマンディーの海岸や ペーネミュンデのV2ロケット施設など、プレイヤーは実際に歴史が作られた場所に行くことができます。

しかし、ギャラリーの中で最も重要なコンテンツは、実際にその場にいた生存者へのインタビュー映像です。彼らが語るストーリーは、ヘッドセットを外した後もずっと心に残ることでしょう。

最後に、本作をQuest 2に登場させる中で一番驚いたことを教えてください。

PH: ワイヤレスVRは、まるでSF映画の中にいるような感覚です。未来の技術のようなものを使って過去の物語を語ることは、本当に素晴らしい体験です。

『Medal of Honor: Above and Beyond』の詳細については、Quest 2版の発表に関するblogと、昨年Rift向けのゲーム開発を紹介した「Beyond the Cover」をご覧ください。

『Medal of Honor: Above and Beyond』は11月15日(米国時間)から、Quest 2で3,990円で購入できます

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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