スマートフォン向けアプリの市場調査会社Sensor Towerは、2021年度の10億ドル(約1130億円)を超えたモバイルゲーム売上ランキングを発表した(リンク)。
今回のSensor Towerの発表は、同社が独自に調査した2021年1月1日から12月14日までの10億ドルを突破した売上ランキング。
8つのモバイルゲームがランクインされたグラフを公表しており、いずれもApp StoreとGoogle Playから世界中で10億ドル以上の収益を上げたタイトルとなる。ランキングは以下のとおり。
1位『PUBG MOBILE』28億ドル
1位『王者栄耀』28億ドル
3位『原神』18億ドル
4位『Roblox』13億ドル
4位『Coin Master』13億ドル
6位『ポケモンGO』12億ドル
6位『Candy Crush Saga』12億ドル
8位『Garena Free Fire』11億ドル
『PUBG MOBILE』と『王者栄耀』(Honor of Kings)がトップ2となり、次いで『原神』が3位となっている。
なかでも28億ドル(約3180億円)を達成した『PUBG MOBILE』は、中国で『Game For Peace』、インドで『Battlegrounds Mobile』としてローカライズされたことが牽引したと分析している。
また『原神』については豊富なアップデートを続けてプレイヤーの飽きさせない工夫を凝らしていると評価。特に9月にリリースされたバージョン2.1は、先週に比べて5倍の支出額を記録しているという。
また6位の『ポケモンGO』の12億ドル(約1360億円)は、リリースから5年以上経過しているものの、過去最高の売上を記録する見込みだという。
またSensor Towerは『ウマ娘 プリティーダービー』にも言及しており、9億6500万ドル(約1100億円)の売上を達成したとした。
『ウマ娘 プリティーダービー』は、10億ドルを超えていないため今回のグラフからは圏外となっているが、日本国内のみの展開、2021年2月24日のリリースにも関わらず9億6500万ドルを記録しており、世界ランキングのトップ8に食い込む勢いを見せている。
Sensor Towerは「市場全体でさらなる収益の伸びを示した」、「ライブ感のある運用戦略が重要」と総括し、2021年末までにApp StoreとGoogle Playを合わせたモバイルゲームへの支出は、全世界で896億ドルに達し、前年比12.6%増となる見込みと予測している。