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『魔法使いの夜』のアニメ映画化が決定、TYPE-MOONによるビジュアルノベルの極北が劇場アニメーションに。制作はufotable

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 アニプレックスは、TYPE-MOONによるビジュアルノベル『魔法使いの夜』の劇場アニメーション化を発表した。あわせティザーPVを発表している。

 『魔法使いの夜』は、2012年にPC向けに発売した伝奇ビジュアルノベル。「まほよ」とも略される。

 TYPE MOONが開発しており、総監督、シナリオを奈須きのこ氏が担当。プロデューサー、キャラクター原案を武内崇氏、キャラクターデザイン、総作画監督をこやまひろかず氏が務めている。また、つくりものじ氏が担当したスクリプト、演出が高く評価されていることでも知られている。

 舞台は1980年後半の日本。田舎から三咲町にやってきた男子高校生・静希草十郎(しずき そうじゅうろう)は、ある日、女子高校生の蒼崎青子(あおざき あおこ)が魔法を使っているところを目撃してしまう。

 蒼崎青子は、坂の上の屋敷で魔女・久遠寺有珠(くおんじ ありす)とともに暮らしている魔法使い見習いだったのだ。これがきっかけで静希草十郎は屋敷に住むこととなり、奇妙な同居生活がはじまることなる。

『魔法使いの夜』のアニメ映画化が決定、TYPE-MOONによるビジュアルノベルの極北が劇場アニメーションに。制作はufotable_001
(画像はAmazon「魔法使いの夜 初回版」より)

 本作は静希草十郎とともに、『月姫』のプロローグにも登場した蒼崎青子が主人公としており、ゆるやかな日常が美しく描かれている。

 またテキストや立ち絵の表示されるテンポ、多層的なグラフィックの使い方によって奥行を表現した動きのある演出が混然一体となっており、演出面において高く評価されている。

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(画像はYouTube「『魔法使いの夜』ティザーPV」より)
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(画像はYouTube「『魔法使いの夜』ティザーPV」より)
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(画像はYouTube「『魔法使いの夜』ティザーPV」より)
『魔法使いの夜』のアニメ映画化が決定、TYPE-MOONによるビジュアルノベルの極北が劇場アニメーションに。制作はufotable_005
(画像はYouTube「『魔法使いの夜』ティザーPV」より)

 今回のアニメ映画は、原作が持つこういった演出面をどのように表現しているのかが気になるところだ。アニメーション制作は、『空の境界』、『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』など、数多くのTYPE-MOON作品をアニメ化したufotableが手がけるとのこと。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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