株式会社KADOKAWAは、株式会社ブックウォーカーが運営する総合電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」にて、「ファミコン通信」(現「週刊ファミ通」)の創刊号から第3号までを復刻した「復活! ファミコン通信<創刊号~第3号>」を期間限定で配信したと発表した。
価格は無料で、期間は2022年1月31日(月)までとなる。
「ファミコン通信」は、現在は「週刊ファミ通」として展開している日本を代表するゲーム雑誌。
もともとPCゲームを中心に扱っていた雑誌「ログイン」の1コーナーから、個別の雑誌として発刊。当時は競合誌となるファミコン向けゲーム雑誌はすでに複数あったが、月刊ではなく隔週で刊行されたことや、のちに発足されるガバスやクロスレビューなどの独自企画、「ログイン」で培われた情報量の豊富さ、取材力の高さが好評を博した。
初代編集長は「小島ファミ隆」こと小島文隆氏。また副編集長には「東府屋ファミ坊」こと『オホーツクに消ゆ』の開発に携わったことで知られる塩崎剛三氏が就任した。なお塩崎氏は2代目編集長を務めている。
1991年7月からは週刊化しており、時代の変遷によりさまざまなプラットフォームのゲームを幅広く紹介している。現在では「週刊ファミ通」、Web向けの「ファミ通.com」、スマートフォン向けの「ファミ通App」など幅広く展開中だ。
今回、無料で配信が開始された「創刊号~第3号」は1986年に発刊したもので、『ドラゴンクエスト』、『スーパーマリオブラザーズ2』、『魔界村』などの攻略情報を掲載。『ポートピア連続殺人事件』やスクウェアの『キングスクエスト』などの広告も見ることができる。
のちにファミコン版『オホーツクに消ゆ』でキャラクターデザインを担当した荒井清和氏による「べーしっ君」の表紙が印象的だ。
「復活! ファミコン通信<創刊号~第3号>」の無料配信期間は、2022年1月31日(月)まで。取得したユーザーには「ファミ通」を発行する「KADOKAWA Game Linkage」の作品に使える35%OFFのクーポンもついてくるので、忘れずにライブラリに登録しておこう。