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2月に北米などの海外で出荷が迫るSteamのポータブルゲーム機「Steam Deck」、スリープするとセーブデータがクラウド上にアップロードされる機能が追加

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 Valveは、2022年2月に北米などの海外で出荷予定であるポータブルゲーム機「Steam Deck」向けに、セーブデータが同期する「動的クラウド同期機能」を追加すると発表した。

 なおSteam Deckの日本での予約受付、出荷などは記事執筆時点ではアナウンスされていない。

 「Steam Deck」は、Valveが開発したSteamのライブラリにあるPCゲームがプレイ可能なポータブルゲーム機。

 タッチスクリーンを搭載しアナログスティックや操作ボタンを配している。さらにAMD社と提携したカスタムAPUを搭載したハイスペックな仕様になっており、「最新のAAAタイトルの実行にも十分なパワーを発揮」と謳っているのが特徴だ。

 価格は海外向けに64GBモデルが399ドル(約4万5000円)と発表されているが、日本向けには予約を受け付けていない。日本語の公式サイトは作られているので、後日詳細が発表予定のようだ。

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(画像はYouTube「Steam Deck: Introducing Deck Verified」より)
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(画像はYouTube「Steam Deck: Introducing Deck Verified」より)
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(画像はYouTube「Steam Deck: Introducing Deck Verified」より)
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(画像はYouTube「Steam Deck: Introducing Deck Verified」より)

 今回、発表されたのはSteamクラウドに新しい「動的クラウド同期機能」を追加したというもので、特にSteam Deckを念頭に置いた追加のようだ。

 具体的には、Steam Deckでゲームをスリープ状態にするとセーブデータがクラウド上に保存されるというもので、これを使うことでPCでゲームを再開してもそのセーブデータから再開が可能となる。

 またPCでプレイ終了後に、Steam Deckのスリープを解除するとPCでプレイしていたセーブデータがクラウドからダウンロードされるという。ポータブルゲーム機ではよく使うスリープ機能がより利便性の高いものとなりそうだ。この機能はSteam Deckには必須ではないが、利用が推奨されているとのこと。

 注意すべき点は、ゲーム側の対応は必須となることだ。そのためValveは、ゲーム開発者に対して「開発者がSteamworksでゲームに対してこの機能を手動で有効化し、いくつかの新しいAPIを利用する必要があります」と実装を呼び掛けている。さらなる詳細はSteamのページを参照して欲しい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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