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日本画風の妖怪メトロイドヴァニア『Bo: Path of the Teal Lotus』開発中。ネットで約1000万円の資金調達に成功し注目集めるタイ産ゲーム

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 タイ・チェンマイに拠点を置くSquid Shock Studiosが開発する、日本民話を題材としたアクションゲーム『Bo: Path of the Teal Lotus』がクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で注目を集めている。プロジェクトの公開から1週間で約1000万円もの資金調達に成功しており、国内外から多くの支持を得ているようだ。

 『Bo: Path of the Teal Lotus』は、日本画のような手書きのアニメーションで描かれるメトロイドヴァニア風のアクションアドベンチャーゲーム。クラウドファンディングページによれば、『大神』『もののけ姫』『鬼滅の刃』といった日本の伝承をモチーフとした作品に加え、『Hollow Knight』『Celeste』といったインディータイトルからも影響を受けているという。

 本作の舞台は、妖怪がはびこる神秘的な世界。からかさ小僧や輪入道などおなじみのものから、人間のように振る舞う動物たちまで数多くのキャラクターが登場し物語を彩る。

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(画像はYouTube「Bō: Path of the Teal Lotus Official Teaser Trailer」より)
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(画像はYouTube「Bō: Path of the Teal Lotus Official Teaser Trailer」より)
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(画像はYouTube「Bō: Path of the Teal Lotus Official Teaser Trailer」より)

 主人公は「Bō」と呼ばれるキツネの顔と花の体を持った存在で、かつては天界に住んでいたが、とある儀式において重要な役割を果たすため地上へと降り立った。伸びたり縮んだり、ときには槌のように形状を自在に変える杖を武器に、横スクロール型のステージを進んでいく。

 ストーリーやキャラクター、アクションからステージの背景まで、奥行きある2.5Dのビジュアルで日本要素をふんだんに表現している同作。楽曲へのこだわりも強く、メキシコ在住のアーティスト・Moisés Camargo氏が和楽器を用いたオリジナルの音源を提供している。

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(画像はYouTube「Bō: Path of the Teal Lotus Official Teaser Trailer」より)
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(画像はYouTube「Bō: Path of the Teal Lotus Official Teaser Trailer」より)

 開発元は2名で運営する小規模なスタジオだが、クリエイティブディレクターのChristopher Stair氏が日本人とのハーフということもあり、題材選択に与えた影響は少なくないとみえる。リリースの具体的な日程や日本語への対応については明らかとなっていないが、Kickstarterでは20ドル以上の支援でPC版のデータを完成時に受け取れるほか、Steamでの配信も予定しているとのことだ。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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