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『HUNTER×HUNTER』に登場する「軍儀」ボードゲームが「先手必勝」ではないかという指摘が話題に。なおルールは現在も制作中であり、9月の発売までには変更される可能性も

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 2月14日(月)に予約受付を開始し大きく話題となった『HUNTER×HUNTER』に登場する架空のボードゲーム「軍儀」だが、現時点で公開されているルールでは先手必勝になってしまうのではないか、という指摘がTwitter上で話題を集めている。

 「軍儀」は『HUNTER×HUNTER』のキメラアント編にて登場する「東ゴルトー共和国」発祥の盤上競技。作中では完全なルールは紹介されておらず、現在予約を受け付けている商品は作品内での描写をもとにルールを再現、商品化へといたったものだ。

 設定されたルールはチェスや将棋を踏襲したもので、互いのプレイヤーは10種の駒を駆使して相手の王「帥(スイ)」を詰むことを目指す。作中で象徴的であった、駒を重ねる「ツケ」、初期配置で使わなかった駒を手駒として打つ「新(あらた)」といった要素も再現されている。

 今回、現在公開されている「軍儀」のルールにおいて先手必勝の手順を発見したのは、コンピュータ将棋やAI囲碁のトーナメントで実績のある 山口祐氏。
 当初は「新は盤上の自駒より手前に打たなければならない」というルールを見落としていたそうだが、その後に同ルールに準じても先手必勝であるとの結論を出した。そのうえで「先手が好きなタイミングで配置終了できる」というルールが有利すぎる、と指摘している。

 ただし、商品版「軍儀」のルールはその全貌が明らかにされたわけではなく公式サイト上でも「ルールは現在制作中であり、上記から変更となる可能性がございます」との表記がある。山口氏の指摘などをもとに、より洗練されたルールへと発展していくことに期待したい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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