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「精神科医による『デトロイト』キャラクターの心理分析」など専門家が独自の視点でゲームの世界を語る企画「ゲームさんぽ」の書籍版が3月18日に発売決定

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 株式会社白夜書房は、書籍『ゲームさんぽ 専門家と歩くゲームの世界』3月18日(金)に発売すると発表した。

 「ゲームさんぽ」は、さまざまな分野の専門家を招き、独自の視点でゲームの世界について語ってもらう動画シリーズだ。

 これまでには「『デトロイト ビカム ヒューマン』の登場キャラクターが持つ心理を精神科医・名越康文氏に分析してもらう」、「『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の天候を気象予報士・石原良純氏と観察する」などといった趣旨の動画が投稿されてきた。その道のプロから専門知識を学びつつ、ゲームの作り込みにも気づくことができるシリーズとして制作が続いている。

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(画像はYouTube「【ゲームさんぽ/Detroit: Become Human】精神科医・名越康文さんが登場キャラを分析! 驚くほど繊細なアンドロイドの心理が明らかにされていく…!」より)

 書籍化を実現するためのクラウドファンディングにおいて、1440名の支援者から総額1306万1715円の支援を集めたことも、その人気をうかがわせる。

 今回の書籍化にあたっては、10名の専門家による協力のもとインタビューや対談、講義録などのテクストを収録。「ゲームさんぽ」の企画が誕生した背景や各ゲストの専門領域について、動画以上に深掘りされるという。

 フルカラー336ページという大ボリュームで、扱うテーマは「気象学」、「建築史」、「メディア論」など9種類。専門用語の解説や画像資料も豊富に掲載し、動画のファンだけでない幅広い層の読者が楽しめる内容となっているようだ。

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 『ゲームさんぽ 専門家と歩くゲームの世界』は3月18日(金)に発売予定、価格は1980円(税込)となる。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


クラウドファンディングで1300万円以上の支援を集めたゲーム実況動画の書籍が待望の一般発売!

 株式会社白夜書房(本社:東京都豊島区/代表取締役社長:森下幹人)は、『ゲームさんぽ専門家と歩くゲームの世界』(著者:いいだ/なむ)を2022年3月18日(金)に発売いたします。

 「ゲームさんぽ」とは、さまざまな分野の専門家に独自の視点でゲームの世界について語ってもらうゲーム実況動画の新しい形です。これまでには、ゲーム内の気象を気象予報士の石原良純氏に解説してもらう動画やゲーム内の稲作をお米ソムリエの方に語ってもらう動画、ボディビルダーから見たゲームキャラの筋肉についてなど、様々な動画コンテンツが公開。専門家の独特な着眼点からゲームを見つめ直すことで、ゲームの造り込みの深さと専門家の視点のユニークさが話題を集めてきました。

■ゲームを「学び場」と捉える専門家たちの視点が明らかに

 その書籍化となる本書では、ゲームさんぽとゆかりの深い10名の専門家にご協力いただきインタビュー、対談、講義録といったなど各種のテクストを収録。ゲームさんぽの企画が誕生した背景や各ゲストの専門領域について、動画以上に深掘りしていきます。

 扱うテーマは「気象学」「建築史」「景観デザイン」「歴史学」「天文学」「登山」「精神医療」「法学」「メディア論」。専門用語の解説や画像資料も豊富に掲載されているため、ゲームさんぽのファンのみならず、ゲームについての考えを深めたい、知的好奇心に満ちた幅広い読者にお楽しみいただける書籍となっています。

 フルカラー336ページという圧倒的なボリュームで、全編にわたり、ゲームで遊ぶ体験の豊かさを全力で肯定する1冊です。

巻頭「ゲームさんぽとは?」

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インタビュー「CGアーティストに聞く最先端のゲーム作り」

講義録「物語を遊ぶゲームメディア」

動画でたびたび話題にあがる精神科医・名越康文氏の体癖一覧表なども掲載

■書籍化クラウドファンディングでは1300万円以上の支援を集める

 ゲームさんぽの書籍化はクラウドファンディングから始まりました。昨年5月14日から6月28日まで実施したクラウドファンディング「【ゲームさんぽ書籍化】ゲーム×教養の可能性をもっと伝えたい!」では、動画の視聴者を中心に、1440名の支援者から総額1306万1715円の支援を集めました。

https://camp-fire.jp/projects/view/414909

【目次】

第1章 ゲームさんぽの誕生 

(1)すべては3歳児のよそ見から始まった(いいだ、なむ)

(2)ゼルダの伝説×気象予報士の背景(石原良純/気象予報士)

(3)[小論]さんぽ者の系譜 よそ見をする人の文化小史(いいだ)

第2章 ゲームの世界の「体験」 

(4)建築・景観(倉方俊輔/建築史家、八馬智/景観デザイン)

(5)歴史(藤村シシン/古代ギリシャ研究家)

(6)自然(永田美絵/プラネタリウム解説員、秋本真宏/歩荷)

(7)[インタビュー]CGアーティストに聞く最先端のゲームづくり(榊原寛/CGアーティスト)

第3章 ゲームと人間社会 

(8)心理(名越康文/精神科医)

(9)法律(水野祐/弁護士、法律家)

(10)[講義録]物語を遊ぶゲームメディア(ドミニク・チェン/情報学研究者)

終章 

(11)[小論]ゲームさんぽ 遊びと勉強のあいだで(なむ)

(12)10人の専門家が選ぶ入門ブックガイド

【著者プロフィール】

・いいだ

編集者。1989年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科表象・メディア論コース修了。美術科教科書の編集を経て、ライブドアニュースのYouTubeチャンネルにて「ゲームさんぽ」をシリーズ化。動画の企画・編集・ディレクションをするほか、特集記事の執筆や広告制作なども行なう。

https://twitter.com/UraIida

・なむ

YouTube実況者。実家のお寺を継ぐか悩んでいる、なまぐさ坊主。本業は美術館の職員。2016年、ゲームさんぽを開始するも数年間はYouTubeの最下層をさまよう。現在はおそろしく低い更新頻度ながら活動継続中。ゆるくオープンなゲームさんぽコミュニティーづくりを目指している。

【商品情報】

・商品名:ゲームさんぽ専門家と歩くゲームの世界

・発売日:2022年3月18日(金)

・定価:1980円(税込)

・仕様:単行本(A5版)、フルカラー336ページ

・出版社:株式会社白夜書房

・取扱先:全国書店、ネット書店

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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