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『McPixel 3』発表、2022年内に発売へ。不条理な解決方法で爆発の回避を目指す「馬鹿ゲー」がスケールアップして再登場

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 Devolver Digitalは『McPixel 3』を発表し、2022年内に発売すると発表した。

 対象プラットフォームはPC(Steam)。架け橋ゲームズ日本語ローカライズを担当する。

https://twitter.com/DevolverJP/status/1494484017781288961

 『McPixel 3』は、ヒーローになりたいと願う主人公が、次々と襲いかかる危機を型破りな方法で乗り越えるアドベンチャーゲーム。2012年に発売した『McPixel』の続編のようだが、なぜか「2」を飛ばして『McPixel 3』として発表されている。

 公開されたトレーラーでは、アカデミー賞のような会場が登場し、そこに時代を超越したさまざまな場面がインサートされるものとなっている。スケールがアップした不条理なギャグが展開することが見て取れる。

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(画像はSteam:McPixel 3より)
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(画像はSteam:McPixel 3より)

 前作『McPixel』では、プレイヤーは「McPixel」と呼ばれているキャラクターを操作し、各ステージで20秒以内に爆弾を解除することが目的のゲームだった。なおステージには、しばしば爆弾自体が登場しないこともあるが、なぜか爆発自体は起きる。

 ゲームは謎解きというより直感が重視されており、ノーヒントのなか不条理な解決方法で爆発を回避しなければいけない。大半はプレイヤーが間違った行動をして、爆発する結果となり「McPixel」とタイトルロゴが出るのがお約束となる。

 こういった20秒以内の短い各ステージをたくさん繰り返すのが『McPixel』の醍醐味となる。いわゆる不条理なギャグが満載の「馬鹿ゲー」と評されるゲームだ。本作『McPixel 3』でも毎回、爆発が展開するのかは不明だが、制限時間は健在のようだ。

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(画像はSteam:McPixel 3より)
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(画像はSteam:McPixel 3より)
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(画像はSteam:McPixel 3より)

 なお「McPixel」という名前は、ドラマ『冒険野郎マクガイバー』(原題『MacGyver』)と、それをパロディにしたコメディ映画『ほぼ冒険野郎 マクグルーバー』(原題:MacGruber)の両方からインスパイアされていると思われる。

 前作は日本語化されなかったが、今作では架け橋ゲームズが日本語ローカライズを担当していることが明かされている。発売は2022年内ということで、具体的な日時の続報に期待したい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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