2月19日(土)、20日(日)に、福岡eスポーツ協会の主催するコミュニティイベント「GATE」のBYOC席にて「RTA in Japan ex #1」が開催された。その中で行われた『リングフィットアドベンチャー』のスピードランが、その自由なプレイスタイルゆえにSNS上などで注目を集めている。
大変お待たせいたしました!
— RTA in Japan (@RTAinJapan) February 19, 2022
次のタイムアタックは『リングフィットアドベンチャー』
カテゴリーは「Beat World 5 – Any Intensity, Not Intended」
走者はCOUさん(@COU5101)です。
解説はひととせはるさん(@hitotose_haru_)、えぬわたさん(@nwata1122)です。 pic.twitter.com/gXAZCKRkIa
こちらの挑戦のカテゴリは「Beat World 5 – Any Intensity, Not Intended」と呼ばれるもので、負荷レベルは指定されず、ゲームの指示通りに運動することさえ求められない。そのため、同カテゴリで世界記録を持つ走者「COU」氏は今回のゲームプレイの多くを「座ったまま」終わらせている。
そのルールゆえ、『リングフィットアドベンチャー』のコンセプトを逸脱したようなプレイスタイルになることから「やせないリングフィットのカテゴリ」とも呼ばれているという。COU氏自身、「このカテゴリを練習しているうちに体力が落ちた」、とも語っていたようだ。
そのプレイングについては、まずオプションから負荷を最小に設定されていることを確認。各コントローラの力設定を行うなかでは、足につける「レッグバンド」を手で調整している姿も見られた。さらに、本来であれば特定の部位に痛みなどの不安を抱えるプレイヤー向けの「運動サポート機能」も活用していく。
現在のタイムアタックは『リングフィットアドベンチャー』
— RTA in Japan (@RTAinJapan) February 19, 2022
自由すぎる動きで軽快に進んでいきます!
ドラゴ戦では美しいプランクを決めていきまし…た…?
配信はこちらから⇒https://t.co/iSbmGPKZXj#RTAinJapan pic.twitter.com/MbUmWa652m
この設定の恩恵はその後すぐに現れ、ゲーム中で「もも上げ」を行っている際、実際のCOU氏は座ったままの貧乏ゆすり程度の動きしかしていない。解説のひととせはる氏によれば「Joy-Conをいかに騙していくかがキーポイント」だという。
本作を象徴する動き「ビクトリーポーズ」も解説陣や観客が盛り上がるなか、COU氏は立ち上がることさえなく終わらせてしまった。
その後も同様の調子で次々にステージを攻略。途中では「クリアしたことにする」機能を用いてプレイすることなくスキップしたりと、まさに何でもありのプレイスタイルで軽快にゲームを進めていく。
チャレンジ中では最終となるボスも2ターンで攻略し、最後にはCOU氏も両手を上げる「ビクトリーポーズ」を取り、1時間50分20秒というタイムで見事に完走を果たした。
COU氏は今回の挑戦について、大きなミスもなく1時間50分台で終えることができたと語り、自身のパフォーマンスに満足している様子だった。その後イベント関係者への感謝を口にし、最後には「運動しなくとも楽にできるカテゴリなので、皆さんにもぜひ走っていただければと思います」とコメントしている。
昨年行われた「RTA in Japan Summer 2021」では同時接続者数18万人を集めるなど、昨今非常に注目の集まっている『リングフィットアドベンチャー』のRTA。今回のチャレンジにも、その特異なプレイングに「おい運動しろよ」、「貧乏ゆすりRTA」などの反応が多数寄せられている。
RTAの全貌については、RTA in Japanの公式Twitchチャンネルにてアーカイブが公開されているので、興味を持たれた方はこちらもチェックしてみていただきたい。