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PS5向け次世代VRシステム「PlayStation VR2」の最終デザインイメージが公開。前方に搭載された内蔵カメラでより正確な視線の向きや動きをゲーム内へ反映

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 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2月22日(火)、PS5向けの次世代VRシステム「PlayStation VR2」(以下、PS VR2)およびPS VR2用Senseコントローラーの最終デザインイメージを公開した。発表によると、開発キットはすでにゲーム開発者らへ送付されているという。

PS5用VRシステム「PlayStation VR2」最終デザインが公開_001

 PS VR2は、2022年1月に開かれたテクノロジー見本市「CES 2022」の場で発表された新型VRシステムである。今回明らかとなったヘッドセットのデザインは前方の4ヶ所に内蔵カメラを搭載したオーブ型のデザインで、プレイヤーとコントローラーの動きを捉え、ゲーム内へより正確な視線の向きや動きを反映する。PS VR2についてはアメリカで申請された特許の内容も2019年に報じられていたが、最終デザインイメージでの内蔵カメラは前方のみの搭載にとどまっているようだ。

 一方、本製品に搭載されているディスプレイは初代PlayStation VRにおける解像度の4倍以上である2000×2040サイズ。視野角は約110°となっており、4Kハイダイナミックレンジ(HDR)や秒間120フレーム(120fps)への対応で鮮やかかつなめらかな映像を楽しめる。上記のほか、本製品には新機能として両目のレンズ間距離を変えられるレンズ調整ダイヤルや頭部に感覚を伝える振動用モーターも搭載されているという。

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 VRヘッドセットについてコード類が多くなる現象は難点のひとつだが、PS VR2をUSBケーブル1本で接続できる点も魅力のひとつだろう。気になる重量や発売時期、価格、外部メーカーによる対応タイトルなどまだ不明な点は多いため、新たな情報を引き続き待ちたい。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


PS5向け次世代VRシステム「PlayStation VR2」 および「PlayStation VR2 Senseコントローラー」 デザインを公開

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation®5(PS5™)向け次世代VRシステムPlayStation® VR2(PS VR2)と、PlayStation VR2 Sense™コントローラーの最終デザインイメージを公開いたしました。

PS VR2のヘッドセットは、PS VR2 Senseコントローラーとマッチするオーブ型のデザインを採用しています。丸みを帯びた形は、プレイヤーがバーチャルリアリティの世界に入ったときに感じられる360度の視界を表現いたしました。

本デザインは、PS5商品群のプロダクトデザインにもインスピレーションを受けています。PS5をデザインした時から既に次世代VRシステムのヘッドセットデザインも念頭に置きながらデザインに取り組んできたため、ビジュアルから感触まで、PS5と共通した特徴を感じていただけます。PS5本体は平面に設置することを想定したフラットなデザインの一方で、PS VR2のヘッドセットは、常に手に取って触れることを想定し、DualSense™ワイヤレスコントローラーやPULSE 3D™ワイヤレスヘッドセットとも一貫性を感じられるような、丸みを帯びたデザインになっています。

PS VR2のヘッドセットとPS VR2 Senseコントローラーは、リビングルームに溶け込むようなスタイリッシュなデザインであることに加えて、使っていることを意識せずにゲームの世界に没入できるものを目指しています。そのため、エルゴノミクス(人間工学)に基づいたデザインを重視し、様々な頭の大きさの方々が快適にお使いいただけるように検証を重ねてきました。現行のPlayStation VRにおいて多くのご好評をいただいたヘッドセットの重量バランスや一本のバンドだけで頭部に固定する構造は、PS VR2でも踏襲しました。また、既にPS VRを遊んでいただいているお客様にも違和感なくお使いいただけるよう、ヘッドセットのスコープ部分と顔の距離を調整するためのスコープ調整ボタンやステレオヘッドホン端子の位置も共通して配置しています。

PS VR2ヘッドセットは、さらに快適な使い心地を追求するため、両目のレンズ間距離をプレイヤーの目の間隔に合わせることができるレンズ調整ダイヤルを搭載いたしました。これによって、プレイヤーごとに合わせた最適な映像体験をお楽しみいただけます。また、ヘッドセットの振動用モーターなど、独自の新機能を追加していながらも、よりスマートなデザインに仕上げたことで、若干の軽量化も実現しています。

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「PlayStation VR2のデザインに取り組み始めた頃、まず注力したのはPS5で実現したような、換気効率の高い設計でした。VRタイトルに没入しているときにレンズが曇ってしまわないように、通風孔を設けるというエンジニアのアイディアから始まり、最終的なデザインでは、スコープの上面と前面の隙間に小さな空間を設けることで、効果的な換気を実現しています。今回のデザインに至るまでの間、数々のユーザーテストを重ね、多くのデザイン、プロトタイプを製作してきました。デザインの仕上がりには非常に満足しており、PlayStationファンの皆さまも同じように感じていただけることを願っています。皆さまに手に取っていただくのが待ち切れません。」(SIE デザインセンターシニアアートディレクター森澤有人)

また、ユーザーの皆さまに心地良い感触を楽しんでいただけるように、PS5本体やDualSense ワイヤレスコントローラーのデザインにあしらった小さなシェイプス(△〇×☐)も、PS VR2ヘッドセットのバンドの前後に採用しています。

PlayStation VR2公式ページはこちら
https://www.playstation.com/ja-jp/ps-vr2/

PS VR2の開発キットは既にゲーム開発者の方々にお届けしています。ソフトウェアメーカー各社より発売予定のタイトルについては、今後のアナウンスにご期待ください。

SIEは今後もPlayStation VR2を通じて革新的なエンタテインメント体験をお届けし、VR市場のさらなる発展に貢献してまいります。

※「PlayStation」、「プレイステーション」、「PS5」、「PlayStation VR2 Sense」、「DualSense」、「PULSE 3D」は、株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントの商標または登録商標です。
※その他記載されている名称は各社の商標または登録商標です。

一般の方からのお問い合わせ先

プレイステーションカスタマーサポート
https://www.playstation.com/ja-jp/support/


ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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