U.Ground Game StudioとThermite Gamesは、Steam Next Game FesにてPC(Steam)向けリアル生活シミュレーション『大多数』の体験版を公開した。
本作のもっとも大きな特徴は、とにかくリアルな生活。舞台となるパラレルワールドに華々しさは一切なく、プレイヤーはスラムで債務者として肉体労働に勤しむこととなる。
プレイヤーが操作する主人公は、特殊能力はおろか出身、学歴、運など何ひとつ恵まれたものを持たない社会における「大多数」のひとり。借金地獄の最中にいる主人公を操作して、地道な一歩を積み重ねることで少しずつ状況を改善するほかに手立てはない。
職業は空き缶拾い、ビラ配り、レンガ運び、配達、オーナーまでさまざま。多くの職業を体験して経験を積み、希望の職種に就けるよう努力する必要があるようだ。
さらにランダムイベントでは仕事中のケガや野宿で風邪を引く、他人の給料を見て萎える、といった非常に小さい、けれど本人からすれば小さくもないイベントが発生し、主人公に影響を与える。
もちろん労働だけでなく、スラムでの休暇を楽しむことも可能。ネットカフェでゲームをプレイしたり、本屋で読書をしたりと手に入る範囲の文化的な生活を体験できる。また、街で触れ合う人々には好感度が存在しており、交際もできるようだ。
価格は不明、リリース時期は2022年中を予定している。