フロム・ソフトウェアが手がける最新アクションRPG『エルデンリング』が日本時間2月25日(金)に待望のリリースを迎え、イギリス市場にて歴史的なヒットを記録したことが明らかとなった。
ゲーム業界情報を専門とする海外メディアgamesIndustry.bizの報道によれば、イギリス時間26日(土)時点でのセールスは2018年10月の『Red Dead Redemption 2』発売以降、史上最大級のローンチになったという(ただし、主要人気シリーズである『Call of Duty』と『FIFA』は除いたデータとなっている)。
2020年に大きなヒットを飛ばしたAAAタイトル『アサシン クリード ヴァルハラ』や『サイバーパンク2077』のリリース直後の実績をしのぐ形となっており、また先がけて18日(金)に発売された『Horizon Forbidden West』の2.5倍のセールス数値になっている。
今週のチャートはもちろん、『エルデンリング』がダウンロード版単体およびパッケージ版とあわせた双方で首位を独占している。これらのデータは欧州インタラクティブ・ソフトウェア連盟が業界向けに公表する「Games Sales Data」(以下、GSD)の数字に基づくものであり、分析の対象には任天堂やBethesdaなど一部を除くものの主要プラットフォームや大手スタジオが含まれている。
同誌による26日時点でのGSDの詳細に注目すると、イギリスにおける『エルデンリング』の売上の実に68%がダウンロード版となり、Xbox版では全体の約85%、PC版では73%と高い数値を示した。一方PS版に関しては50%超とパッケージ版がやや高い人気を博している。
ダウンロード版とパッケージ版全体に占める各プラットフォームの割合はPS5が32%、PC版が30%、Xbox版が29%、PS4版が9%と続く。同作のリリースにともない『Horizon Forbidden West』のダウンロード版の売上は80%減少。チャートではそれまでの首位の座を明け渡す2位となり、ダウンロード版とパッケージ版を合わせたランキングでは『FIFA 22』に次ぐ3位へと転じた。
なお日本国内に目を向けてみれば、2月21日(月)から27日(日)までの1週間のソフト販売数において、『エルデンリング』のPS4版とPS5版がそれぞれ1位と2位に輝いたと『ファミ通.com』が報じている。6万754本を売り上げた3位の『Pokémon LEGENDS アルセウス』を抑え、PS4版は18万8490本を、PS5版は9万17本と合計で27万8507本に達するセールスぶりとなっている。
国内外の販売数からも高い人気がうかがえる『エルデンリング』はPS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)の各プラットフォームに向けて発売中だ。