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第二次世界大戦末期の台湾を舞台とするゲーム『台北大空襲』が現在開発中。無差別爆撃を生き残った少女「清子」を主人公に過酷な戦時中の雰囲気をリアルに描く

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 開発元のMizoriot Creative Companyは現在、アドベンチャーRPG『台北大空襲』を制作中だ。3月2日(水)には同作のSteamストアページも公開されている。

 本作は1945年ごろ、第二次世界大戦末期の台湾を舞台とする作品で、同名のボードゲームを元にしている。当時、日本の統治下にあった台湾に対し行われた連合国軍による無差別爆撃「台北大空襲」をテーマとし、記憶を失った少女「清子」が家族や過去を求めさまよう姿を描く。

 ゲームプレイの詳細はついてはまだ明らかにされていない部分も多いが、既に公開されている映像からは、見下ろし視点で爆撃の雨から逃れたり、3Dで表現されたマップを探索しているような様子が見て取れる。

 また、窃盗で生計を立てる少女「招ちゃん」や猫界のドンファン「みかん」、東京に留学経験を持つ台湾人「ミンジ先生」といったキャラクターたちが登場。特に台湾犬の「クロ」は狭い道を通り抜けられ、石を投げつけてくるいじめっ子を追い払うなど、プレイヤーの指示に従う頼れる相棒として旅路を支えてくれるようだ。

 「ダークツーリズムのような体験を目指す」という本作は当時の建築物を多数再現し、プレイヤーはストーリーの進行にともない戦時中の雰囲気をリアルに体験できるという。Steamストアページによれば暴力表現やゴア表現も頻出するとのことで、そのテーマや時代背景も相まって、ゲーム内容は過酷かつ凄惨なものになることが予想される。

 『台北大空襲』はPC(Steam)向けにリリース予定となっており、記事執筆時点では発売日などは未定。日本語字幕に対応することが明らかにされているので、興味を持たれた方はウィッシュリストに登録しておこう。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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