Quantic Dreamは3月16日、スタジオ人員が50%増加したことを含む2021年の業務報告を発表し、『Detroit Become Human(デトロイト ビカム ヒューマン)』のPC版とPS4版を合算した累計販売数が650万本を突破しことを明らかにした。
『デトロイト ビカム ヒューマン』は人間そっくりのアンドロイドが普及し始めた西暦2038年のデトロイトを舞台に、アンドロイドの視点から人間との対立を描くアクションアドベンチャーゲームだ。
プレイヤーは3人のアンドロイドの主人公を操作し、家庭用アンドロイドが所有者を殺害した事件を発端に巻き起こる騒動を体験していく。自我を持つが人権のないアンドロイドと人間の対立というテーマを社会の写鏡として表現する作品となっている。
公開されたPDFによると、Quantic Dreamの2021年度の税引前当期純利益は580万ユーロを超え、3年連続で過去最高益を達成している。同社の好調な売り上げを示すタイトルとして『デトロイト ビカム ヒューマン』が挙げられ、2021年中にSteamでの販売本数が100万を突破し、PC版とPS4版を合算した累計販売数と相まって同社最大の商業的成功を収めた。
また、同社は3つの自社制作タイトルの制作を進めており、2022年には3作品の制作段階が新たに進展することとなる。
さらに、独立系スタジオのRed Thread GamesとParallel Studioの支援も積極的に行っており、各社のタイトルもQuantic Dreamがパブリッシングを実施する。
『デトロイト ビカム ヒューマン』の対応プラットフォームはPS4、PC(Steam、Epic Games、DMM GAMES)となっている。