『コーヒートーク』を手がけたクリエイター、モハメド・ファーミ氏が逝去。多彩な才能を発揮しゲーム業界で10年以上活躍、続編『コーヒートーク2』のリリースを控えるなかでの訃報

 『コーヒートーク』などの代表作で知られるゲームクリエイターのモハメド・ファーミ氏が3月28日(月)、亡くなったことが明らかになった。同氏のTwitterアカウントを通じた家族の投稿およびインドネシアの開発スタジオ・Toge Productionsのツイートで訃報が伝えられている。

 ファーミ氏はプログラミングからゲームデザイン、ライティング、ディレクションまで、幅広い領域で10年以上ゲーム業界に貢献してきた人物だ。

 ビジネスに特化したSNS「LinkedIn」のプロフィールページによれば、同氏はマレーシアの大学でコンピューターサイエンスを学んだのち、インターン先の企業に就職しゲームデザインとプログラミング職に従事。その後複数の転職を経てToge Productionsに入社し、同社のPRやマーケティングを担当している。

『Coffee Talk』のクリエイター、モハメド・ファーミ氏が逝去_001
(画像はマイニンテンドーストア『コーヒートーク』販売ページより)
『Coffee Talk』のクリエイター、モハメド・ファーミ氏が逝去_002
(画像はマイニンテンドーストア『What Comes After』より)

 2020年にはカフェでアルバイトをしながら訪れる異種族の客との会話を楽しむアドベンチャーゲーム『コーヒートーク』をリリースし、フリーランスのゲームクリエイターとして独立。インドネシア・ジャカルタを拠点に活動し、2021年には死者たちの魂を運ぶ列車に偶然乗り込んでしまった女性を主人公とする短編作『What Comes After』を世に送り出した。

 2022年には現代のジャカルタを舞台に、愛と喪失と音楽の物語を描く新作『Afterlove EP』とデビュー作の続編となる『コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ』のリリースを控えていたファーミ氏。亡くなる直前には『遊戯王』シリーズのカードに言及したり、猫とたわむれる楽しげな動画をツイートしたりするなど、Twitter上で元気そうな姿を見せていた。

 同氏の死因について執筆時点で具体的な理由は明かされていないものの、『Afterlove EP』のパブリッシャーであるFellow Travellerや氏のかつての同僚でNeon Doctrineの共同設立者であるIain Garner氏も追悼の言葉をTwitterに投稿している。

 また、『コーヒートーク』と『What Comes After』の日本版ローカライズを手がけたコーラス・ワールドワイドも同様に、「突然の悲報に接し、弊社一同心からお悔やみ申し上げます。素敵なゲームソフトを世に送り出していただき、本当にありがとうございました」とツイートを残している。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP
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