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「PS2」発売22周年、開発者2名による誕生秘話がSIE.Blogにて公開。開発の中で現れた困難や解決策、ゲーム機開発における心がけなどが語られる

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 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は3月28日(月)、「PS2」の誕生秘話をSIE.Blogにて公開した。

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(画像はSIE.Blog「発売22周年を迎えたPlayStation®2の誕生秘話」より)

 こちらの投稿は、PS2が3月4日(金)をもって発売22周年を迎えたことを記念したもの。PS2の開発の過程を、初代PSとの互換機能に携わった豊禎治氏、基本レイアウトの設計を担当した鳳康宏氏の2名が当時を振り返る形で語っている。

PS2の開発秘話がSIE.Blogで公開。開発者2名による_002
写真左が豊禎治氏、右が鳳康宏氏(画像はSIE.Blog「発売22周年を迎えたPlayStation®2の誕生秘話」より)

 1億5500万台以上の累計販売台数を誇る空前のヒットとなったPS2は、高性能なグラフィックスを実現させるために独自開発したGPUを搭載した。そのことにより、テレビ画面が4:3のVGA解像度の時代でストレスなく楽しめる画質になったことから、3DCGのゲームタイトルが多くの人に受け入れられたと豊氏は分析している。

 開発の中では熱設計や互換機能といった高いハードルに直面することもあり、その際には高い目標設定と開発チームのフットワークの軽さチームワークが成功のカギになったという。鳳氏によれば、開発チームが短時間で方向性を定め、一丸となって進んでいくカルチャーは現在も続いているとのことだ。

 このほか、PS2の革新的な部分や当時目指したというコンセプト、そして現在にいたるまで受け継がれてきた開発の心がけなどについても語られている。当時PS2に触れていた方はもちろん、家庭用ゲーム機の開発に興味をお持ちの方は一度目を通してみてはいかがだろうか。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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