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『十三機兵防衛圏』はやはり「狂気的な傑作」だ! なぜ「クリエイティブの結晶」と呼べるのかをレビュー動画で解説してみよう

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 『十三機兵防衛圏』……間違いなく傑作。同時に間違いなく「狂気の作品」である。

 2020年1月、電ファミニコゲーマー編集長のTAITAIが鼻息荒く編集部に持ち込んできたひとつのレビュー原稿があった。それが「『十三機兵防衛圏』が狂気的に傑作すぎたので、思ったことをちょっと書く」だ。
 TAITAIが年始年末にプレイし、同作のあまりの出来に感動して、ひさびさの休暇を費やしてまで批評を書きたくなったのだという。

 当時、まだ一般層にはそこまで広がっていなかったであろう本作を分解したレビューは非常に多くの読者の方に読まれ、幸いなことに好評をいただけたのではないかと思う。
 
 そしてアトラスは4月14日(木)、『十三機兵防衛圏』のNintendo Switch版を発売する。それに先駆け、弊誌ではこの「狂気的な傑作」をふたたび読者に伝えたい! という衝動から、以前のレビュー記事を動画化し、YouTubeにて公開した。声優・鵜澤正太郎さんに朗読してもらったもので、ぜひご覧いただきたい。

 あらためて『十三機兵防衛圏』とは、『オーディンスフィア』『ドラゴンズクラウン』『朧村正』などの作品で知られるヴァニラウェアが開発を担当したアドベンチャーゲーム。1980年代の日本を舞台に、正体不明の“怪獣”と戦う13人の少年少女たちの物語が美しいビジュアルとともに描かれる。

 それぞれのキャラクターが抱える謎を解き明かしていくアドベンチャーパート「追想編」と、「機兵」を操り世界の危機に立ち向かうバトルパート「崩壊編」。そして人物や機兵、グルメなどの設定をくわしく読み解き、真相を解明するアーカイブパート「究明編」の3つからなる構成が特徴的な作品だ。

 弊誌でのレビューが掲載されてからは、プレイヤーが主体となって物語の全貌を明らかにしていくゲームプレイや、絵画を思わせる美麗なグラフィックなどが評価され、「日本ゲーム大賞 2020」では年間作品部門優秀賞を受賞。多くのユーザーから「心を揺さぶられた」「ゲームの世界に引き込まれた」といった声が寄せられたという。

『十三機兵防衛圏』レビュー動画。やはり「狂気的な傑作」だ!1
(画像はニンテンドーeショップ『十三機兵防衛圏』販売ページより)
『十三機兵防衛圏』レビュー動画。やはり「狂気的な傑作」だ!2
(画像はニンテンドーeショップ『十三機兵防衛圏』販売ページより)

 今回公開した動画は、そんな『十三機兵防衛圏』に心を打たれた電ファミニコゲーマーのTAITAI編集長が自ら筆を執ったレビュー記事「『十三機兵防衛圏』が狂気的に傑作すぎたので、思ったことをちょっと書く」を声優・鵜澤正太郎さんに朗読していただいたもの。

 Nintendo Switch版の発売を間近に、まだまだ『十三機兵防衛圏』の魅力を語り足りない……! という想いが溢れ出てしまい、動画という形式で公開した次第だ。なお、記事、動画ともにネタバレ要素はふくまれないため、まだプレイしていないという方も安心してご覧いただくことができる。

 『十三機兵防衛圏』はPS4向けに現在配信中、Nintendo Switch版は4月14日(水)にいよいよ発売を迎える。弊誌のレビュー動画が新たに同作をプレイしたり、ファン同士で魅力を語り合うきっかけになれば幸いだ。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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