GSC Game Worldは4月15日(金)、ウクライナへの支援を目的としたチャリティーセールによって80万ドル(約1億円)以上を集めたことを報告した。
The charity sale of GSC Game World games is over.
— S.T.A.L.K.E.R. OFFICIAL (@stalker_thegame) April 15, 2022
Together with you, we’ve managed to raise more than $800,000. Thank you! After taxes and store commissions, all funds will be donated to the «Come Back Alive» Charitable Foundation.
We will remember that. Always. pic.twitter.com/EbzbZGMmHK
GSC Game Worldはウクライナのキーウに拠点をおくゲームスタジオで、チェルノブイリ原子力発電所を舞台としたサバイバルホラーFPS『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズの開発元として知られる。
2月24日(木)に開始されたロシア軍によるウクライナ攻撃の影響を強く受けている企業のひとつであり、3月3日(木)には攻撃の様子と被害を伝える映像を公開。従業員とその家族の生存を最優先事項とし、ゲームの開発や進捗どころではない事態であることを説明していた。
そのうえで、公式Twitterアカウントのアイコンやヘッダー画像もウクライナの国旗を彷彿とさせるものに変更し、公式サイトなどではウクライナへの支援を訴えてきた。
そして4月5日(火)より、SteamやGOG.com、HumbleBundleなどの販売サイトにて『S.T.A.L.K.E.R.』シリーズを中心とするチャリティーセールを開催。今回、4月12日(火)までの1週間で、80万ドル以上を集めることに成功したと報告している次第だ。
ここから税金とストアごとの手数料を引いた全額が、ウクライナ支援のための慈善財団「Come Back Alive」へと寄付されるとのこと。同組織はウクライナ軍への支援も行っているが、兵器の購入には資金を使用せず、医療支援や防衛分析などのサポートにあてるという姿勢を明確にしている。