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ホラー映画『シャイニング』に登場した“あの斧”が海外オークションサイトにて出品。撮影で実際に使われた証明書付き、入札価格は最低5万ドル(約640万円)から

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 ホラー映画『シャイニング』の撮影で実際に使われた斧が、海外のオークションサイト「Gotta Have Rock And Roll」に出品され注目を集めている。執筆時点での入札価格は6万ドル(約770万円)となっており、日本時間4月30日(土)の午前10時まで競売にかけられる予定だ。

映画『シャイニング』の撮影で使われた斧が海外オークションサイトにて出品_001
(画像はGotta Have Rock And Roll「“The Shining” Jack Nicholson Screen Used Axe Prop」より)

 スティーヴン・キング氏による同名の小説を題材とした『シャイニング』は1980年に公開され、ホラー映画史に残る金字塔として広く知られている作品だ。

 スタンリー・キューブリック氏が監督を務めた同作は、ジャック・ニコルソン氏演じる小説家志望でアルコール依存症を患らう「ジャック・トランス」が妻と息子を引き連れ、管理人としての職を求めてコロラド州・ロッキー山の上に建つ架空の宿泊施設「オーバールック・ホテル」を訪れるところから幕を開ける。

 ホテル内で次々と起こる超常現象の恐怖から、次第に狂気へと侵されていくジャックが家族の命を狙い手に取った道具が、劇中で象徴的な役割を果たす消防用の斧だ。映画自体を見たことはなくともポスターのビジュアルにも採用された、浴室へ逃げ込んだ妻を追い「斧で破壊したドアの隙間から顔を出すジャック」の姿に覚えのある方は少なくないだろう。

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(画像はYouTube「The Shining | 4K Trailer | Warner Bros. Entertainment」より)
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(画像はYouTube「The Shining | 4K Trailer | Warner Bros. Entertainment」より)
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(画像はYouTube「The Shining | 4K Trailer | Warner Bros. Entertainment」より)

 オークションサイトの説明によれば、今回競売にかけられた斧は撮影で小道具としてニコルソン氏が使用したものだという。その証明として、NORANK EngineeringとTelevision and Entertainment Industryによる1989年6月8日付けの文書および鑑定書が付属している。

 斧を手にするニコルソン氏が映った場面写真とともに額装されている同アイテムは、最低価格5万ドル(約640万円)からの出品。執筆時点では3名の入札者が獲得権を争っており、予想落札価格は最大9万ドル(約1160万円)の見込みとなっている。

ライター
フリーランスの翻訳者を経て、2021年より編集アシスタントとして加入。京都の町屋で猫と暮らす。
Twitter:@dashimaruJP

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