スクウェア・エニックス・ホールディングスは、5月13日(金)に発表した2022年3月期のグループ連結決算にて、売上⾼とすべての利益項目で過去最⾼の通期業績を達成したと明らかにしている。
発表によると、連結での売上高は前年比で+9.8%となる3652億7500万円を記録したほか、営業利益は前年比+25.5%の592億6100万円。経常利益は707億400万円(前年比+41.5%)、当期純利益は510億1300万円(前年比+89.3%)となっている。事業の中核をなすデジタルコンテンツ事業では、2021年4月発売の『Outriders(アウトライダーズ)』や『NieR Replicant ver.1.22474487139…』を筆頭に複数の新作タイトルを発売した一方、前期では大型タイトルの『FINAL FANTASY VII REMAKE』や『Marvel’s Avengers(アベンジャーズ)』が発売されていた背景もあり、前期比で減収しているという。
一方、MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)コンテンツでは『ファイナルファンタジーXIV』の月額課金サービスを利用する会員数の大幅な増加に加えて、2021年12月に発売された拡張パッケージ『ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ』の後押しもあり、前期比で増収されたようだ。具体的な会員数の数値は明示されていないものの、2021年12月には会員数2500万人の突破も発表していた。
上記のほか、発表では新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の解除によりアミューズメント事業が再び黒字に転換したとの情報に加えて、出版事業におけるデジタル販売の好調な推移や福田晋一氏による青年漫画『その着せ替え人形は恋をする』の大ヒットも明らかにされている。スマートデバイスやPCブラウザ向けのコンテンツについては既存タイトルが弱含んだものの、国税庁が2021年4月から施行した新たな会計基準の適用によって前期比で増収を記録したという。
また、自社コンテンツの新規キャラクターグッズも好調に売れており、ライツ・プロパティなどの事業も前期比で増収増益を記録したようだ。なお、本発表にあわせて、スクウェア・エニックス・ホールディングスは配当予想の修正や為替による営業外収益の計上も告知している。