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エイリアンのうろつく宇宙船を舞台に人狼ゲームのような心理戦を繰り広げるSFホラーゲーム『Nemesis: Distress』配信開始。協力しながら騙しあう独特の駆け引きが魅力

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 販売元のAwaken Realmsは6月16日(木)、『Nemesis: Distress』について、開発中のゲームをリリースする早期アクセスを通じて配信開始した。

 本作は宇宙船を舞台にしたSFホラーゲーム。プレイヤーはひとりの乗組員となり、ほかのプレイヤーたちと協力しながらエイリアンが徘徊する中でミッションの達成を試みる。ボードゲーム『ネメシス』をもとにした、一人称視点のタイトルとなるようだ。

 元となる『ネメシス』では、各プレイヤーは協力して生き延びることを目指しながらも、それぞれが秘密のミッションを持つ。プレイヤーごとに勝利条件が異なり互いに対立する場合もあるため、共通の脅威であるエイリアンに対処すると同時に、人間同士でも疑心暗鬼の心理戦を繰り広げることとなる。

Steamにてホラーゲーム『Nemesis: Distress』配信開始1
(画像はSteam『Nemesis: Distress』販売ページより)

 本作『Nemesis: Distress』でもその独特のゲーム性は再現されており、ほかのプレイヤーは自分にとっての裏切り者になる可能性があるという。すでに公開されている映像でも背後から乗組員を襲おうとしている様子が映し出されており、別の乗組員を信用できない「人狼ゲーム」風の体験が楽しめることがうかがえる。

 ストアページの記述では「シューティングゲームではない」ことが強調されており、プレイヤーたちはエイリアンを狩る側ではなく、狩られる側であるとのこと。協力しなければエイリアンの脅威からは生き延びられないが、協力相手にも信頼がおけないという、緊張感あふれるゲーム性が楽しめそうだ。

Steamにてホラーゲーム『Nemesis: Distress』配信開始2
(画像はSteam『Nemesis: Distress』販売ページより)

 エイリアンは盲目ではあるが音には非常に敏感なため、船内では物音を立てないよう充分注意する必要があり、同時にわざと音を立てて陽動することもできる。火炎放射器で追い払うなどのプレイも可能だが、ゲームを通して登場する武器は少数。代わりにノイズ検出器ハッキングツールシンプルなパイプなどが活躍するという。

 すでにゲームプレイの基礎部分は完成されており、早期アクセスを通じてレベルデザインの改善バグ修正などを行っていく姿勢を示している。必要に応じてコンテンツを追加していく構えも見せており、今後の発展にも期待したいところだ。

Steamにてホラーゲーム『Nemesis: Distress』配信開始3
(画像はSteam『Nemesis: Distress』販売ページより)

 『Nemesis: Distress』はPC(Steam)向けに現在早期アクセス版を配信中。価格は低下で1520円(税込)となり、フルリリース時には変更される可能性もあるとのこと。6月22日(水)までは20%オフ1216円で購入できるので、気になる方はこの機会に試してみてはいかがだろうか。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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