定年によりスクウェア・エニックスを5月末で退職した橋本真司氏は6月16日(木)、同日付でソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)のシニアアドバイザーと子会社であるフォワードワークスの取締役会長へ就任したことを自身のTwitterアカウント(@shinjihashimot3)から報告した。
またまた私事のご報告があります。
— shinji hashimoto (@shinjihashimot3) June 16, 2022
日本の皆様、世界の皆様、これからも宜しくお願い致します。また皆様にお会いできる日を楽しみにしてます。 pic.twitter.com/IWGOfd81Yu
橋本氏は1983年に駒澤大学の経済学部を卒業後、バンダイへと入社。在籍時に生まれた“ファミコン名人”のブームへ乗り、“橋本名人”として営業職やプロデューサーに従事した。その後は中里尚義氏と共同でゲーム開発スタジオ「コブラチーム」を立ち上げ、スーパーファミコン用RPG『ジョジョの奇妙な冒険』(1993)やアクションゲーム『BASTARD!!-暗黒の破壊神-』(1994)の制作指揮を手がけている。
1994年にスクウェアの子会社「ソリッド」となってからは、シミュレーションRPG『フロントミッション』のプロデューサーを土田俊郎氏と共同で務めたほか、『ファイナルファンタジー』や『キングダム ハーツ』、『すばらしきこのせかい』などのシリーズ内における作品でプロデューサーやエグゼクティブプロデューサーを歴任していた。
Shinji Hashimoto retires from Square Enix today and we're very lucky to have received a video message from him.
— Square Enix (@SquareEnix) May 31, 2022
Thank you for everything, @shinjihashimot3! 🎉 pic.twitter.com/LHowKYfgqX
2021年にスクウェア・エニックスの専務取締役と『ファイナルファンタジー』シリーズのブランドマネージャーを退いてからは、スクウェア・エニックス・ホールディングスの理事としてグループ事業へのアドバイスや後進スタッフの育成にも力を入れていた。
今回の新たな船出にあたって、御年64歳となった橋本氏はツイートで「これからもエンターテインメントコンテンツ産業に傾注していく」との方針を伝えている。“心機一転”で取り組む新たなチャレンジの続報を待ちたい。