Epic Games、Steamとのクロスプレイを実装する開発者向けの無料ツールをリリース。ストアをまたいだフレンド申請やゲームへの参加といった機能を手軽に実装できるように

 Epic Gamesは6月17日(金)、無料のPC用クロスプレイツールを開発者向けにリリースした。

 こちらは、Epic Games StoreとSteamという異なるストアから購入したプレイヤー同士がクロスプレイを行えるようにするといったものだ。記事執筆時点での対応プラットフォームはPCのみとなっており、家庭用ゲーム機向けやモバイル向けの機能は近日中にリリース予定とされている。

 Epic Gamesは現在、マッチメイキングやアンチチートなどの機能を実装することに利用できるゲーム開発向けのオンラインサービス「Epic Online Services」の展開を進めている。こちらはプラットフォームやゲームエンジンに関係なくどこでも無料で使用でき、フレンド機能などのアカウントサービス、マルチプレイ機能などのゲームサービス、商取引を管理するストアサービスの3つに大別される。

 これらはもともと『フォートナイト』のために開発されたものであり、現在もEpic Games Storeにて実際に使用されているとのこと。Epic Gamesのサービスや製品をより多くのユーザーに使ってもらうため、そしてクロスプレイをはじめとするオンライン機能をあらゆる人が利用できるようにするため、という目標を掲げ、Epic Gamesが無料で提供している形だ。

Epic Games、クロスプレイ用の開発者向け無料ツールをリリース1
(画像はEpic Games Store『フォートナイト』販売ページより)

 今回のクロスプレイツールについてもその一環といったもののようであり、プレイヤーが異なるストア間でつながりやすくなることを目的とし、Epic GamesとSteamのフレンドを併合し単一のリストにするオーバーレイを有している。くわえて、ストア間でフレンドの検索フレンドリクエストの送受信ゲームセッションへの参加を行うためのインターフェースも用意されているとのことである。

 また、こちらのツールに限らずEpic Online Servicesの各ツールセットは自己完結型となっており、必要な内容だけを組み込むことが可能だという。
 
 現在はSteamのみが対象となっているが、今後はさらに多くのPCストアにも対応するよう開発が進行中。Epic Gamesは『フォートナイト』、『ロケットリーグ』『フォールガイズ』などの例から、クロスプレイがゲームとオーディエンスの拡大、ひいてはゲーミング産業の成長に貢献すると考え、積極的に取り組んでいく姿勢を示している。

Epic Games、クロスプレイ用の開発者向け無料ツールをリリース2
(画像はEpic Games Store『フォールガイズ』販売ページより)

 今回発表されたクロスプレイツールについては、Epic Online Services SDK 1.15をダウンロードすることで利用可能だ。詳細については、Epic Gamesの公式ニュースやEpic Online Servicesの公式ページも参照されたい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。
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