開発元のdevpachiは6月19日(日)、オープンワールドゲーム『Rōnin Trail』のKickstarterキャンペーンを開始した。
本作は日本の江戸時代を舞台にしたオープンワールドアドベンチャーゲーム。プレイヤーはひとりの浪人となり、自然豊かなフィールドをさすらい、クエストをこなして旅を進めていく。
ゲームでは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』、『Ghost of Tsushima』などからインスピレーションを受けたとのこと。また、マンガ『鬼滅の刃』やジブリのアニメーション、黒澤明監督の映画などにも影響されたという。
キャラクターのグラフィックは2.5頭身程度でボクセル風のかわいらしいものだが、その戦闘は血が飛び散り欠損表現もふくまれるグロテスクなもの。実際の剣道や剣術の技術に基づくモーションを採用することでリアルさを追求している。一度の攻撃が致命傷となる場合もあるシビアなアクションとなっており、プレイヤーのスキルが試されるゲームバランスとなるようだ。
サバイバル要素も取り入れられており、魚を釣ったり、キノコを集めたりとさまざまな手段で空腹をしのがなくてはならない。空腹はHPの回復に影響をおよぼし、喉の渇きはスタミナの回復に作用する。たき火をおこして料理を作り、大きな戦闘の前にはコンディションを整えておこう。
ストーリーラインはプレイヤー自らが築いていくことができ、迷子になった女の子の家族を探したり、地元の民兵と協力して侵入者を追い払ったりと、多彩なサイドクエストからどれを優先するか自由に選択できる。より強力で悪名高い敵を打ち倒せばそれだけ名声が高まり、名を挙げればアンダーグラウンドな組織に採用される場合もあるという。
マップ中には草原や沼地といった多彩なバイオームが用意され、寒い土地ではしっかりと防寒着を着込む必要があるなど、ゲームプレイにも直接影響を与えるようだ。虫や魚といった動物にも満ちあふれ、それぞれ捕獲することも可能。収集したアイテムからは独自の染料を作り出し、服装をユニークに彩るシステムも計画されているとのことである。
Kickstarterキャンペーンの支援へのリターンとしては、デモ版へのアクセス権や壁紙パックなどが入手できる。高額のものでは独自のNPCキャラクターをデザインして名付け親になったり、自分の神社をゲーム内に建てることも可能。また、ストレッチゴールとして3万ドルの支援で「竹林マップ」を、5万ドルの支援で衣類をカスタムする染料システムを実装することが予告されている。
『Rōnin Trail』は現在Kickstarterキャンペーンを開催しており、記事執筆時点で200万円以上の支援を集めている。現状では家庭用ゲーム機へのリリースは計画していないものの、最終的には発売したいと考えているそうだ。すでにSteamのストアページは公開されているため、気になる方は詳細をチェックのうえ、支援を行ってみてはいかがだろうか。