株式会社バンダイは、夏季賞与が全社員平均で約59万円増額したと発表した。好業績を社員の賞与へ反映した結果となる。
今回のバンダイの発表は、今年2月に発表していた新報酬制度の運用を4月より開始してのもの。バンダイは新報酬制度として、社員が働きやすい環境整備を推進するため初任給では30%引上げを実施すると発表していた。
今回、4月に入社した新入社員の初任給を22.4万円から29万円へ引き上げがされており、あわせて全社員の月額給与も引き上げを行っている。
また2022年6月に支給した旧報酬制度での夏季賞与においては、昨年の支給対比で平均約59万円増額し、2021年度年収は、全社員平均約110%となった。
業績と連動した形で賞与支給額を決定しており、2021年度の好調な業績を、社員の賞与へ反映している形だという。この仕組みは、新報酬制度となった今年度以降も継続する。
またバンダイは、今後の成長拡大に向けたグローバル戦略を推進すべく、中途採用に注力する。新報酬制度は、社員の生活の安定とモチベーションアップに加え、多様な人材の確保を目的としているとした。