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『It Takes Two』累計販売本数が700万本を突破。「The Game Awards 2021」ではGOTYに輝き、映画化やテレビ番組化も報じられたふたり協力プレイ専用アドベンチャーゲーム

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 開発元のHazelight Studiosは7月9日(土)、『It Takes Two』の販売本数が700万本を突破したと発表した。

 本作はゲーム全編を通してふたり協力プレイ専用となっている異色のアクションアドベンチャーゲームとして、日本語版は2021年3月に発売。『ブラザーズ:二人の息子の物語』『A Way Out』といった作品で知られる映画監督兼ゲームクリエイターのジョセフ・ファレス氏がチームを率いた。

 ふたりのプレイヤーは、不思議な力で人形になってしまった不仲な夫婦をそれぞれ操作し、協力しながら冒険を進めていくことでその絆を取り戻していく。ゲーム中にはパズルジャンプアクションをはじめ、ときにはレースゲームシューティングの要素も現れるなど、非常に多彩なジャンルの遊びをふんだんに取り入れたゲームプレイが特徴だ。

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(画像はSteam『It Takes Two』販売ページより)

 発売後には、ふたり協力プレイ専用というハードルを持ちながらもSteamにおける同時接続数が3万7千人を超えるなど高い人気を獲得。製品版を所有しているプレイヤーが招待することでフレンド側は無料で遊べる機能を有しており、この点も本作の普及を推し進めたひとつの要因だと言えるだろう。

 結果として、本作は世界最大級のゲームアワード「The Game Awards 2021」ではゲーム・オブ・ザ・イヤーをふくむ複数の部門で受賞。英国アカデミー賞のノミネート作品にも選出されるなど、2021年を代表するタイトルのひとつとなった。

 2月には映画化およびテレビ番組化されることも発表されており、のちには人気俳優のドウェイン・ジョンソン氏がエグゼクティブ・プロデューサーを務めることも決定。dj2 Entertainmentが製作を手がけ、脚本を『ソニック・ザ・ムービー』のシナリオライターであるパット・ケイシー氏とジョシュ・ミラー氏が担う。

 また、同じく2月には本作の販売本数が500万本を突破したことも報じられていたため、発売から約1年が経過した後にも、半年を要さず200万本ほどを売り上げた計算になる。発売から1か月足らずで100万本の売上を達成した本作の勢いは、まだまだ衰えていないようだ。

 『It Takes Two』はPS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S、PC(Steam、Epic Games Store、Origin)向けに現在配信中。本作の詳細については公式サイトなども参照されたい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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