「Unity」がアプリ収益化企業「ironSource」を約44億ドル(6000億円)で買収。コンテンツの制作から収益化までを一手に担い、クリエイターへの支援をさらに充実させる構え

 Unity Software(Unity Technologies、以下Unity)は現地時間の7月13日(水)、アプリ収益化企業「ironSource」約44億ドル(約6000億円)で買収すると発表した。

 Unityはゲームエンジン「Unity」の開発で知られるテクノロジー企業だ。同社の提供するプラットフォームはモバイルやPC、家庭用ゲーム機、VR機器などに向けたコンテンツの制作に広く用いられており、大企業から個人開発者まで、幅広い規模のクリエイターのもとで活用されている。

 一方のironSourceはモバイルアプリにおけるマネタイズなどを担っており、アプリを収益化するためのプラットフォームを提供。ビジネス面からモバイルアプリの開発者を支援している形だ。公式サイトによれば、上位100のゲームのうち87%が同社のプラットフォームを使用しているとされる。

UnityがironSourceを買収。クリエイター向けの支援をさらに充実1
(画像はironSource公式サイトより)

 今回発表された情報によれば、全株式取引によりUnity側がironSourceを完全子会社化することで合意。取引にはUnityの2大株主であるSilverLakeとSequoiaも関与し、取引の完了時にはUnityに総額10億ドルを投資することを約束したという。

 UnityのCEOであるJohn Riccitiello氏は「ゲームや電子商取引といった分野で成功するアプリを作成、成長させるために必要なすべてのツールを提供することで、あらゆる規模のクリエイターをより適切にサポートします」とコメント。コンテンツ制作のプラットフォームを提供するUnityと、収益化のプラットフォームを提供するironSourceのタッグで、クリエイターへのより充実した支援を行っていく姿勢を示した。
 
 この契約により、ゲームエンジン「Unity」をはじめとするUnityのツールはironSourceの販売プラットフォームと統合。開発者はシームレスかつ相互運用が可能な方法でコンテンツを作成し、成長させ、収益化させることが可能になるという。さらにironSourceの仲介プラットフォームは両社の広告ネットワークの総合力を活用し、広告主の費用対効果も向上させるとしている。

 こちらの取引は2022年のUnityの第4四半期中に完了する予定であるとのこと。詳細についてはUnityの公式ニュースなども参照されたい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。
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