いま読まれている記事

DLsiteで「菅野ひろゆき メモリアルパック」が超特価「500円」のセール中。『不確定世界の探偵紳士』『ミステリート』『エクソダスギルティー』『サイファー』など合計10作品がワンコインで手に入る

article-thumbnail-220720k

 アーベルソフトウェアがDLsiteで販売する『菅野ひろゆき メモリアルパック』が税込7480円のところ、税込500円(93%オフ)となるセールを実施中だ。

 なお18歳未満は閲覧・アクセス、購入ができない。セール期間は8月16日13時59分まで。

『菅野ひろゆき メモリアルパック』が「500円」のセール中_001

 『菅野ひろゆき メモリアルパック』は、『EVE Burst error』や『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』を手掛け、2011年に逝去したゲームクリエイター菅野ひろゆき氏を追悼して発売されたもので、合計10作品を収録したバンドル。

 収録されている作品は以下のとおり。

『プレゼントプレイ』
『不確定世界の探偵紳士 Origin!』
『エクソダスギルティー・オルタナティブ』
『タナトスの恋』
『カード・オブ・デスティニー オルタナティブ』
『十次元立方体サイファー ~蒼き月の水底~』
『すくぅ~る・らぶっ! ~そよ風のハーモニー~』
『ミステリート Windows ~八十神かおるの挑戦!~ 』(全年齢版)
『ミステリート ~アザーサイド・オブ・チャーチ~』
『恋刀乱麻 ~わたしが、アナタを、守るからっ!!!~』

 特にこのなかで菅野ひろゆき氏の代表作といえるものが、『不確定世界の探偵紳士 Origin!』、『エクソダスギルティー・オルタナティブ』、『十次元立方体サイファー ~蒼き月の水底~』、『ミステリート Windows ~八十神かおるの挑戦!~』、『ミステリート ~アザーサイド・オブ・チャーチ~』だ。

『菅野ひろゆき メモリアルパック』が「500円」のセール中_002

 『不確定世界の探偵紳士 Origin!』は、PCで『不確定世界の探偵紳士』(ドリームキャストでは『探偵DASH!』)として発売された作品の再発売版。オリジナル版は田島直氏が原画を手掛けていたが、芹沢克己氏によってリファインされている。

 菅野ひろゆき氏の『EVE Burst error』のようなハードボイルドの探偵ミステリーの作風が特徴だ。

 ゲームは日本人でたった2人しかいないクラスAの探偵である「悪行双麻」(あぎょう そうま)を主人公にして、難事件に挑む。移動ごとに時間が経過するシステムが特徴で、NPCと出会うことにも時刻が重要となっている。また事件の解決が遅くなると報酬が減額されたり、ゲームオーバーになってしまうので注意が必要だ。

『菅野ひろゆき メモリアルパック』が「500円」のセール中_003

 『ミステリート Windows ~八十神かおるの挑戦!~』は、上記の『不確定世界の探偵紳士』の続編で『ミステリート〜不可逆世界の探偵紳士〜』の追加再発売版。全62話の挑戦モードがあるPSP版をベースに、さらにシナリオが追加されている。

 ゲームは前作の主人公・悪行双麻の失踪事件を調査するため、イギリスからやってきた「クラスA」の探偵である「八十神かおる」を主人公にさまざまな事件に挑む。事件を調査するごとにポイントが加算され、ある一定度合いに達すると犯人の入力が可能になる「ディテクティブ・チャージシステム」が特徴。最終的に探偵としてのランクが判定される。

『菅野ひろゆき メモリアルパック』が「500円」のセール中_004

 『ミステリート ~アザーサイド・オブ・チャーチ~』は、『不確定世界の探偵紳士』、『ミステリート〜不可逆世界の探偵紳士〜』に続く「探偵紳士」シリーズの第3弾。

 時間軸としては『ミステリート〜不可逆世界の探偵紳士〜』の裏側で起こっていた出来事を描いており、前二作と打って変わって伝奇ミステリーのノベルゲームとなっている。文章中のキーワードをクリックすることにより、別視点のシナリオに飛ぶことができる「探偵ハイパーリンク」システムが特徴だ。

『菅野ひろゆき メモリアルパック』が「500円」のセール中_005

 『十次元立方体サイファー ~蒼き月の水底~』は、「探偵紳士」シリーズと同一の世界観を舞台にしているが、単独作品の傾向が強いサスペンス作品だ。

 とある大企業が「閉鎖空間における心理変化の観察」という実験をしている「月光館」を舞台に、予測不可能な物語が展開する。登場キャラクターたちは臨床試験として監視されているため、月光館のどの場所にいるのかが脳波モニターがマップに表示されている。

 なおゲームはふたつのシナリオが用意されているが、インストール時にランダムで決まり、タイトル画面の背景の色で違いがわかるようになっている。

『菅野ひろゆき メモリアルパック』が「500円」のセール中_006

 『エクソダスギルティー・オルタナティブ』は、菅野ひろゆき氏がelfから独立後に最初に作ったプレイステーション向けソフト『エクソダスギルティー』の18禁要素と追加シナリオを加えたバージョン。

 紀元前1200年の古代を舞台にファンタジーのような冒険が描かれる「過去編」、西暦2000年を舞台にトレジャーハンターの主人公を描く「現代編」、西暦1万3800年の文明が荒廃した世界を描く「未来編」がそれぞれ描かれており、これが最終的に繋がっていく壮大なストーリーが特徴だ。 

 これらの作品が未プレイの人は、菅野ひろゆき氏の独立後のデビュー作である『エクソダスギルティー』か、もしくは「探偵紳士」シリーズの第1作である『不確定世界の探偵紳士』から始めるのがおすすめだ。

 なお、このほかにも姉と弟の禁断の愛というタブーを描いた『タナトスの恋』もエロゲとして評価が高く、菅野ひろゆき氏らしい特殊な仕掛けがある。

 『菅野ひろゆき メモリアルパック』のセール期間は8月16日13時59分までとなっているので、この機会に菅野ひろゆき氏の世界に触れてみてはいかがだろうか。

※以下のリンクは18歳未満の閲覧・アクセス禁止

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

Amazon売上ランキング

集計期間:2024年3月29日05時~2024年3月29日06時

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ