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『原神』アップデートVer3.0で初日の収益が1200万ドルを突破、米調査会社調べ。イベント期間中の収益成長量は『ウマ娘』や『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』を抑えて世界トップに

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 スマートフォン向けアプリの市場調査会社Sensor Towerは9月20日、モバイル版『原神』のアップデートVer3.0を実装した初日の収益が1200万ドルを超え、同日の収益成長量が2位である『ウマ娘 プリティーダービー』の3倍以上の差をつけてトップになったと調査結果を報告した。

 miHoYoが配信するオープンワールドRPG『原神』は2020年にリリースされAndroid、iOSに対応したモバイル版のほか、家庭用ゲーム機やPC向けにも展開している作品だ。

 8月24日にはアップデートVer3.0「黎明を告げる千の薔薇」が実装され、雨林と砂漠が共存する新エリア「スメール」の実装にあわせて、草元素を持つキャラクター「ティナリ(草)」や「コレイ(草)」などが登場する。

 Sensor Towerが調査したデータによると、モバイル版の原神のリリース日である2020年の9月28日から2022年8月までのダウンロード数は1億1000万以上、収益は36億ドルを突破している。Sensor Towerが毎月公開している「全世界モバイルゲーム売上ランキングTOP 10」においても上位ゲームとして知られているという。

 同期間の原神モバイル版の収益の内訳は、1位が中国で32.4%、2位が日本で24%、3位がアメリカで18.2%となっている。ダウンロード数においては日本は7位(4.4%)のポジションのため、日本プレイヤーのひとり当たりの課金額の高さが伺える。

『原神』アップデートVer3.0で初日の収益が1200万ドルを突破。米市場調査会社調べ_001

 アップデート初日の売り上げが1200万ドルを記録しているように、Sensor Towerのデータからはアップデートに際した大きな収益の伸びが確認できる。

 日本のApp StoreにおけるTop Grossingランキングにもこの傾向は現れており、アップデートVer3.0実装前の1週間のランキング推移では10から20位であったが、アップデートVer3.0実装当日には2位にジャンプアップしている。その後は緩やかに下降をしているものの、アップデートから1週間は上位15位圏内に留まっているそうだ。

『原神』アップデートVer3.0で初日の収益が1200万ドルを突破。米市場調査会社調べ_002

 アップデートの初日から9月9日の期間には草元素キャラクターの出現確率がアップするイベントをゲーム内で展開し、収益に大きなインパクトを与えている。

 イベント初日に当たる8月24日の世界におけるモバイル版『原神』の収益は1200万ドル以上を記録、同日の収益成長量で比較すると2位の「ウマ娘 プリティダービー」に3倍以上の差が見られる。また、イベント期間を通した世界における収益成長量においても『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』を抑えてトップとなっており、本作の好調な収益が伺えるだろう。

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 これらのデータにより『原神』は運営型のゲームとして驚くべき記録を生み出し続けているようだ。今後も引き続き、新たな記録の樹立に注目したい。

プレスリリースの全文は以下のとおり

原神アップデートVer3.0で世界での初日収益1,200万ドル以上を記録、イベント期間中の収益成長量は世界トップに

2022年9月にリリースから2周年を迎える『原神』が、2022年8月24日にアップデートVer3.0「黎明を告げる千の薔薇」を実装しました。アップデートVer3.0初日の世界におけるモバイル版原神の収益は1,200万ドルを超え、同日の収益成長量は2位の『ウマ娘 プリティーダービー』の3倍以上の差をつけてトップになっています。

リリースから約2年の原神、収益シェア2位の日本は高いRPD

2020年9月にリリースされたオープンワールドアドベンチャー『原神』(COGNOSPHERE)。モバイル版のみならず、家庭用ゲーム機版やPC版も展開されている本作では、プレイヤーは旅人となって「テイワット」という幻想世界を冒険していくRPGです。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、モバイル版の原神のリリースから2022年8月までのダウンロード数は1億1,000万以上、収益は36億ドルを突破しています。Sensor Towerが毎月公開している「全世界モバイルゲーム売上ランキングTOP 10」においても上位ゲームとして知られています。

同期間の原神モバイル版の収益の内訳は、1位が中国で32.4%、2位が日本で24%、3位がアメリカで18.2%となっています。ダウンロード数では、1位が中国で21.4%、2位がアメリカで11.8%、3位がロシアで6.9%となっており、日本は7位(4.4%)のポジションです。このデータから、日本プレイヤーのRPDの高さがわかります。

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Ver3.0実装初日の収益成長量で2位と3倍以上の差をつけてトップに

この原神が2022年8月24日にアップデートVer3.0の実装を行い、アップデート初日から大きな収益の伸びを見せました。Sensor Towerのデータによると、2022年8月24日の世界における原神モバイル版の収益は、この日だけで1,200万ドルを突破しています。

日本のApp StoreにおけるTop Grossingランキングにもこの傾向は現れており、アップデートVer3.0実装前の1週間のランキング推移では10~20位だったのが、アップデートVer3.0実装当日の2022年8月24日には2位にジャンプアップしています。その後は緩やかに下降をしていますが、アップデートから1週間はTop15圏内にとどまっています。

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アップデートVer3.0では、雨林と砂漠が共存する新エリア「スメール」の実装に合わせて、草元素を持つキャラクター「ティナリ(草)」や「コレイ(草)」などが登場することになりました。

2022年8月24日~9月9日の期間には草元素キャラクターの出現確率がアップするイベントをゲーム内で展開し、収益に大きなインパクトを与えています。イベント初日に当たる2022年8月24日の世界におけるモバイル版原神の収益は1,200万ドル以上を記録、同日の収益成長量で比較すると2位の「ウマ娘 プリティダービー」に3倍以上の差が見られます。

イベント期間(2022年8月24日~9月9日)を通した世界における収益成長量においても、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』を抑えてトップとなっており、好調ぶりがうかがえます。

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2022年9月28日からは、ゲーム中の料理を再現したメニューが楽しめるコラボカフェ「原神×SWEETS PARADISE -櫻舞万雷-」が予定されています。また、長編アニメを制作中であることや「オンラインコンサート 2022 – Melodies of an Endless Journey」の情報が相次いで解禁されるなど、ゲーム外でも原神は盛り上がりそうです。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。

Sensor Towerのストアインテリジェンスで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!REQUEST DEMOボタンからデモのリクエストが可能です。 : https://sensortower.com/ja/product/store-intelligence

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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