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伝説的なアドベンチャーゲーム『モンキー・アイランド』の約30年ぶりの続編『リターン トゥ モンキー・アイランド』が発売開始、Steamでは早くも「圧倒的な好評」を獲得しファンを唸らせる作品に

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 Devolver Digitalは、アドベンチャーゲーム『Return to Monkey Island – リターン トゥ モンキー・アイランド』の発売を開始したと発表した。

 対象プラットフォームはNintendo Switch、PC(Steam)。価格はNintendo Switch版が税込3240円、Steam版が税込2570円。

 日本語に対応している。

 『Return to Monkey Island – リターン トゥ モンキー・アイランド』は、1990年初頭に発売されたアドベンチャーゲーム『モンキー・アイランド』と『モンキー・アイランド2 ル・チャックの逆襲』に連なる物語を描いた約30年ぶりの続編。

 『モンキー・アイランド』シリーズは、『3』となる『The Curse of Monkey Island』がすでに1997年に発売されているが、本作『リターン トゥ モンキー・アイランド』はシリーズの生みの親ロン・ギルバート氏をはじめとした、オリジナルスタッフが復帰した「もうひとつの3であり、完結編」となる。

 1990年に発売した『モンキー・アイランド』は、海外のアドベンチャーゲームにおいては記念碑的な作品として知られている。

伝説的なアドベンチャーゲーム『モンキー・アイランド』の約30年ぶりの続編『リターン トゥ モンキー・アイランド』が発売開始、Steamでは早くも「圧倒的な好評」を獲得しファンを唸らせる作品に_001
(画像はSteamより)

 それまでの海外アドベンチャーゲームでは「頻繁にゲームオーバーになる」、「詰まる(それ以上、先に進めなくなる)」などの特徴があったが、『モンキー・アイランド』はそういった要素を排除してユーザーフレンドリーにしたことで、その後の海外アドベンチャーゲームに広く影響を与えた。またポイント&クリックアドベンチャーゲームのスタイルをさらに洗練させたことでも知られている。

 第一作目の物語は、海賊に憧れる少年「ガイブラシ・スリープウッド」がカリブ海を冒険の果てに、幽霊海賊「ルチャック」と対決するストーリーで、ユーモラスな語り口が特徴だ。

 今回の続編『リターン トゥ モンキー・アイランド』では『1』、『2』で繰り広げられたガイブラシとルチャックとの戦いから長い年月が過ぎ去った時代が舞台となる。

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 かつての仲間たちはバラバラになり、最愛のイレーヌは知事の座を退いた。さらに、キャプテン・マディソンという若くて危険な海賊たちがメイレー島を支配しつつある。そんななかで、モンキー島の秘宝を諦めずにいたガイブラシはルチャックの海賊船へと乗り込むことを決意する。

 海外では根強いファンがいることから、発表時から大きな反響がある作品だ。記事執筆時点ではSteamで早くも500件以上のレビューが集まっており「圧倒的に好評」を獲得、昔からのファンを唸らせる作品となっているようだ。

 『リターン トゥ モンキー・アイランド』は日本語に対応して発売中だ。リブート的な作品になっているで『モンキー・アイランド』シリーズを知らない人でも、本作からプレイしてみてはいかがだろうか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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