開発者のZiggy氏は『The Store is Closed』のクラウドファンディングキャンペーンを「Kickstarter」にて開催中だ。
本作は大型の家具量販店を舞台にした協力型のオンラインサバイバルゲーム。プレイヤーは店内に閉じ込められており、毎日閉店して明かりが消えるごとに店舗スタッフがクリーチャーとして襲い掛かってくるという悪夢のような状況下で生存を目指す。
Steamストアページの紹介文やゲームの設定からも伝わる通り、本作のゲームプレイは「SCP」のひとつSCP-3008をベースとしている。プレイヤーは「STYR」と名付けられた店内で生き延び、地下に隠されたSCPラボや研究員を探し出し、脱出する方法を見つけ出さなくてはならない。
ゲーム中では、スタッフがおとなしい日中の間にマップを探索して武器や物資を集めて夜に備える。家具量販店という設定を活用するべく、登場する椅子やテーブルといった家具はすべて破壊し、クラフトの素材として利用できる。防壁を築いて身を守ったり、作業台を制作して武器を作ったり、とさまざまな用途が用意されているようだ。
店内にはカフェテリアも存在し、生き残るための食糧はここから集めていく形になる。拠点にキャンプファイヤーを用意すれば、より栄養価の高い食事を作ることもできるという。とにかく店の中にあるものをフルに活用する、サバイバル性あふれるゲームプレイが用意されていることがうかがえる。
プレイヤー陣が長く生き延びれば生き延びるほど、敵対するスタッフもより危険な存在へと変わっていくとのこと。以前に公開された映像では、動き出すマネキンや体の生えたテレビ、プレイヤーよりもはるかに巨大なスタッフなど不気味なクリーチャーの数々が映し出されていた。
『The Store is Closed』はすでにKickstarterにて400万円ほどの支援を集め、今はさらなるSCPや武器などを追加していくストレッチゴールに向けてプロジェクトが進行している段階だ。
プロジェクトページの紹介文によれば2024年の第3四半期にPCに向けて早期アクセス版を配信するとのこと。将来的にはPS5やXbox Series X|Sといった家庭用ゲーム機向けの展開も想定しているという。実際に遊べるのは少し先になりそうではあるが、今後の開発進捗にも注目していきたい。