米ハズブロは、現地時間10月4日に行われた投資者向けイベント「Hasbro Investor Day 2022」で、同社の傘下にあるウィザーズ・オブ・ザ・コーストが提供するトレーディングカードゲーム『マジック:ザ・ギャザリング』(以下、マジック)の今後の展開について説明を行った。
このなかで同社は、2024年に『マジック』と、『ファイナルファンタジー』(以下、FF)シリーズおよび『アサシンクリード』シリーズとのコラボカードを展開する計画があることを明らかにした。
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— Magic: The Gathering (@wizards_magic) October 5, 2022
昨今の『マジック』では、2017年のHasconで『トランスフォーマー』や『ダンジョンズ&ドラゴンズ』などとの限定コラボセット『THE 2017 MAGIC: THE GATHERING HASCON EXCLUSIVE』を発売して以降、積極的に他のゲームやドラマなどとのコラボセットを展開している。
2020年に発売されたセット『イコリア:巨獣の棲処』では、初めてトーナメント・シーンでも正式に使用できる『ゴジラ』シリーズとのコラボカードが封入され、2021年の『フォーゴトン・レルム探訪』ではまるまる1セットが『ダンジョンズ&ドラゴンズ』テーマのものとなった。
そして現在、こうした他コンテンツとのコラボカードは「ユニバースビヨンド」という名のブランドで展開していくことが発表されており、2022年10月7日には『ウォーハンマー4,0000』の統率者デッキが発売し、2023年には『指輪物語』や『ドクター・フー』とのコラボセットが発売されることが告知されている。
今回その存在が明らかとなった『FF』シリーズおよび『アサシンクリード』シリーズとのコラボは、どのような形での展開になるかはまだ不明だが、おなじく「ユニバースビヨンド」としての展開になるようだ。
ちなみに『マジック』で『FF』といえば、2019年に発売されたセット『灯争大戦』では、『FF』シリーズのイラストレーターと知られる天野喜孝氏が、日本語版限定イラストとして封入された《戦慄衆の将軍、リリアナ》のイラストを担当し、大きな話題を読んだ。同カードは現在、高いものだと1枚60万円以上という高額で取引されるまでになっている。
『FF』シリーズとのコラボを行うというのであれば、せっかくなので天野氏のふたたびの参戦にも期待したいところだ。
『マジック:ザ・ギャザリング』は、2024年に『ファイナルファンタジー』シリーズおよび『アサシンクリード』シリーズとのコラボカードを展開する予定だ。