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伊藤潤二氏とH. P.ラブクラフトに影響を受けたホラーゲーム『恐怖の世界』の日本語に対応する正式版が2023年夏に発売決定。あわせてPS5/PS4版とNIntendo Switch版も発売。早期アクセス版が好評の作品

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 Nintendo of Americaは日本時間11月10日に配信した番組「Indie World Showcase 11.9.2022」にて、独立系のゲーム開発スタジオpanstaszが手掛けるホラーRPG『恐怖の世界(World of Horror)』Nintendo Switch版を2023年夏に発売すると海外向けに発表した。

 また、海外ゲームメディア「Eurogamer」の報道によるとPS4およびPS5版も海外向けに発売し、PC版が正式にリリースされる。

 11月1日には本作の正式版が日本語に対応すると発表されており、この度の発表にあわせて公開された海外向けのMy Nintendo Storeでも日本語に対応すると記載されている。

『恐怖の世界(World of Horror)』日本語に対応する正式版が2023年夏に発売決定_001
(画像はSteam:WORLD OF HORRORより)

 『恐怖の世界(World of Horror)』はポーランドの歯科医師パヴェル・コズミンスキー氏が手掛けるホラーRPGだ。ホラー漫画家である伊藤潤二氏と、H. P.ラブクラフト氏の作品を原点とする「クトゥルフ神話」にインスパイアされた作風が特徴となっている。

 物語の舞台は1980年代の日本の港町である「塩川市」。旧き神々が目覚め、住民は狂いだし、街は狂気に満ちた世界へ再び足を踏み入れようとしている。プレイヤーは11人のプレイアブルな住民を操作し、世界を終末に導く恐怖に対抗すべく謎を解き明かすこととなる。

 ゲームプレイはターン制バトルとアドベンチャー要素が併用された「ローグライト・コズミックホラーRPG」と題され、噂を調査する探索パートと戦闘の2パートで構成されている。

 調査する場所は病院や古い学校、暗い森といった街の不気味なロケーションで、ポイント&クリックアドベンチャーのような形式。ゲーム開始時に用意された11人のキャラクターのひとりとして、個別に用意されたシナリオに挑んでいく。

 本作には「DOOM」と呼ばれるSAN値(正気度)のようなパラメータが存在し、探索中にDOOMはしばしば蓄積していく。MAXになればゲームオーバーになってしまうため、運を味方にしつつ注意しよう。

『恐怖の世界(World of Horror)』日本語に対応する正式版が2023年夏に発売決定_004
(画像はSteam:WORLD OF HORRORより)

 いっぽう、探索中には町中を徘徊するクリーチャーと遭遇することで戦闘が発生する。攻撃や回避といった各行動には値が定められており、戦闘中は定められた値に収まる行動を選択するシステムとなっている。

 なお、各コンシューマー版の国内向けの発売は未定だが、執筆時点で開発中のゲームをリリースする早期アクセスとしてPC(Steam)向けに販売されている。

 価格は税込で1520円となっており、興味がある読者は英語版でひと足先にプレイするのも良いだろう。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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