Jumpshipは11月15日、SFパズルアドベンチャーゲーム『Somerville』の発売を開始した。対応プラットフォームはXbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam、Epic Games Store、Microsoft Store)。本作は日本語に対応している。
価格はSteam版が通常価格2800円のところを、11月22日までの期間限定で10%オフの2520円で販売している。また本作はXbox Game Passにも対応する。
『Somerville』は、離れ離れとなった家族との再会を求めて、一人の男が一匹の犬とともに旅に出るSFパズルアドベンチャーゲームだ。
本作の舞台は、突如として現れた宇宙からの侵略者によって崩壊することとなった地球。それまで平穏に暮らしていた男とその家族は、この影響により家族と離れ離れとなってしまい、男はその場に残ったペットの犬とともに家族との再会を目指して旅に出ることとなる。
さまざまな危険を切り抜け、家族との再会に力を尽くし、ストーリーを進めていこう。ゲームの紹介によると、やがて物語は異星からの訪問者の謎を解き明かすことにもつながっていくようだ。
本作で特徴的なのは、ゲーム中で物語に関わるテキストが一切表示されないということだろう。本作における物語は、テキストを伴わない細かな映像的演出によってのみ語られ、またゲームの進行に関しても、同様にテキストを伴わない情報を手がかりとして、パズルを解きゲームを進めていくこととなる。
本作はこの演出を採用することにより、雑多な情報を極力廃し、言語に依存しない映像的な美しさを追求するとともに、この世界が持つ独特の空気や場の雰囲気を、より鋭く味わえるようになっているといえるだろう。またその時々で登場人物たちがなにを思い、なにを話したのかを想像する楽しみも味わえる。
本作を開発したJumpshipは、『LIMBO』や『INSIDE』といった作品で知られるゲームスタジオPlaydeadの元CEOであるDino Patti氏が、アニメーターのChris Olsen氏と共同で設立したインディーゲームスタジオだ。本作の映像を見れば、それらの作品でも感じられたナラティブな雰囲気が、たしかに受け継がれているということを感じ取れるのではないだろうか。
『Somerville』は、現在発売中。対応プラットフォームはXbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam、Epic Games Store、Microsoft Store)で、価格はSteam版が通常価格2800円のところを、11月22日までの期間限定で10%オフの2520円で販売している。また本作はXbox Game Passにも対応している。
気になった方はこの機会に、『Somerville』の物寂しくも美しい世界に足を踏み入れてみてはいかがだろうか。