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名作デッキ構築型ローグライクゲーム『Slay the Spire』ボードゲーム版のクラウドファンディングが約5億5千万円を集める大成功。2023年12月に支援者向けに発送予定

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 Contention Gamesによって「Kickstarter」にて実施されていた『Slay the Spire: The Board Game』のクラウドファンディングキャンペーンが11月19日(土)をもって終了した。こちらのキャンペーンでは初期のゴールである5万ドルをはるかに超える、393万9337ドル(約5億5千万円)もの資金調達に成功している。

 『Slay the Spire』は2019年に正式リリースされたデッキ構築型のローグライクゲーム。敵を倒したり、イベントを通して新しいカードを手に入れることでデッキを強化し、ダンジョンの制覇を目指すという作品だ。プレイヤーキャラクターにレベルなどの概念はなく、特殊な効果を持つ「レリック」とカードを集めて成長していく形を取る。

 ローグライクゲームらしく、トライするたびにデッキは初期の状態に戻ってしまい、手に入れられるカードもプレイするたびに変化していく。強力なコンボを見つけても毎回使えるわけではなく、また登場するエネミーとの相性もあるため、つねに臨機応変に対応する柔軟な戦略性が魅力の作品だ。

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(画像はSteam『Slay the Spire』販売ページより)

 記事執筆時点ではSteamにおいて10万件以上のレビューを集めた上で「圧倒的に好評」の評価を獲得している。またNintendo Switch、PS4、Xbox One、スマートフォン(iOS、Android)といったプラットフォームにも移植が行われてきた。

 今回、クラウドファンディングキャンペーンが成功の内に終了した『Slay the Spire: The Board Game』は同作のボードゲーム版であり、11月2日(水)にプロジェクトがローンチ。そして同日中に100万ドルの支援を集めるなど大きな話題を集めてきた。

 ボードゲーム版では最大4人でのプレイが可能となり、730種類以上のカードや2種のマップボードを収録。1度のゲームプレイは約90分程度のボリューム感となるそうだ。記事執筆時点では詳細な発売日は明らかにされていないが、キャンペーンページによれば2023年12月の発送を予定しているとのこと。独自のアレンジも施された『Slay the Spire: The Board Game』に引き続き注目していきたい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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