Contention Gamesによって「Kickstarter」にて実施されていた『Slay the Spire: The Board Game』のクラウドファンディングキャンペーンが11月19日(土)をもって終了した。こちらのキャンペーンでは初期のゴールである5万ドルをはるかに超える、393万9337ドル(約5億5千万円)もの資金調達に成功している。
『Slay the Spire』は2019年に正式リリースされたデッキ構築型のローグライクゲーム。敵を倒したり、イベントを通して新しいカードを手に入れることでデッキを強化し、ダンジョンの制覇を目指すという作品だ。プレイヤーキャラクターにレベルなどの概念はなく、特殊な効果を持つ「レリック」とカードを集めて成長していく形を取る。
ローグライクゲームらしく、トライするたびにデッキは初期の状態に戻ってしまい、手に入れられるカードもプレイするたびに変化していく。強力なコンボを見つけても毎回使えるわけではなく、また登場するエネミーとの相性もあるため、つねに臨機応変に対応する柔軟な戦略性が魅力の作品だ。
記事執筆時点ではSteamにおいて10万件以上のレビューを集めた上で「圧倒的に好評」の評価を獲得している。またNintendo Switch、PS4、Xbox One、スマートフォン(iOS、Android)といったプラットフォームにも移植が行われてきた。
今回、クラウドファンディングキャンペーンが成功の内に終了した『Slay the Spire: The Board Game』は同作のボードゲーム版であり、11月2日(水)にプロジェクトがローンチ。そして同日中に100万ドルの支援を集めるなど大きな話題を集めてきた。
ボードゲーム版では最大4人でのプレイが可能となり、730種類以上のカードや2種のマップボードを収録。1度のゲームプレイは約90分程度のボリューム感となるそうだ。記事執筆時点では詳細な発売日は明らかにされていないが、キャンペーンページによれば2023年12月の発送を予定しているとのこと。独自のアレンジも施された『Slay the Spire: The Board Game』に引き続き注目していきたい。