任天堂は12月15日、「Joy-Con」「Nintendo Switch Proコントローラー」などの同社製品について、不正な偽装品を確認しているとして、同社サポートサイトおよび任天堂サポートのTwitterアカウントにて注意喚起を行った。
現在、「Joy-Con」「Nintendo Switch Proコントローラー」などの弊社商品において、不正な偽装品の販売を確認しています。特に「並行輸入品」「システム更新できない」などと書かれた商品は偽物である可能性が高いので、ネット通販をご利用の場合はご注意ください。 https://t.co/u3uWQvLt0d
— 任天堂サポート (@nintendo_cs) December 15, 2022
任天堂によると、一部で同社の商標などを使用し、あたかも純正品であるかのように偽装した不正な商品が存在しているのを確認しているとのことだ。実際の例としてはNintendo Switchの「Joy-Con」や「Proコントローラー」を「並行輸入品」などと称し、純正品を装って販売されているケースがあったという。
こういった偽物の存在はここ最近、Twitter上でのユーザー報告などで話題となっており、実際に被害にあったユーザーの例をJ-CASTニュースなどが報じていた。偽物は見た目には本物を精巧に真似した作りとなっており、パッケージや実物を見ても外観からはほとんど見分けがつかないようだ。
任天堂は、こういった偽装品による動作確認・動作保証をしておらず、またサポートも行っていないと案内している。
また偽装品にはコントローラーのソフトウェア更新ができないといった問題があるとしており、とくに「並行輸入品」、「システム更新できない」などと書かれた商品については偽物である可能性が高いため、ネット通販を利用する際にはとくに注意するように呼びかけている。
最近では『スプラトゥーン3』や『モンスターハンターライズ:サンブレイク』などのタイトルのヒットによる需要もあり、とくに「Proコントローラー」などは品薄が続いている状態だ。うっかり偽物を掴ませられないように、購入の際には家電量販店や任天堂商品取扱店など、信頼のおける店舗を利用するよう心がけるようにしたい。
また任天堂は、こういった不正商品に関する情報提供窓口も設置中だ。今回の注意喚起や情報提供窓口の詳細については、任天堂サポートサイトのこちらのページを確認されたい。