世界最大級のRTAイベントを運営するGames Done Quickは、日本時間1月9日の午前2時ごろ、任天堂が販売する3人称シューターゲーム『スプラトゥーン3』で「AGDQ2023」の幕を開けた。本イベントは1月15日(日)まで開催予定だ。
海外のイベントではあるものの、Twitchチャンネルである「JapaneseRestream」にて公認の日本語ミラー配信が実施されており、実際にゲームのRTAをしているユーザーや、プレイした経験のあるユーザーを交えた解説などを楽しむことができる。
「RTA(Real Time Attack)」とは、ゲーム全編や特定の目標のクリアなど達成する速度を競うゲームの遊び方のひとつで、海外では「スピードラン」とも呼ばれている。「GDQ」は夏と冬の年2回開催されるRTAチャリティーイベントで、前回の開催時には4億円規模の寄付金を集めるなどする一大イベントだ。
本イベントでは、約1週間で150前後のタイトルへの挑戦が行われ、『龍が如く 極』や『ファイナルファンタジー14』、『すばらしきこのせかい -Final Remix-』、『カービィのエアライド』、ナンバリング最新作の発表が話題になった『アーマード・コア』シリーズの『アーマード・コア プロジェクト=ファンタズマ』など人気作品が並ぶ。
ユニークな挑戦としては、10日に予定されている『Portal』の“ポータル”を一切使わない縛りプレイRTAや、13日に予定されている洗浄体験ゲーム『パワーウォッシュ シミュレーター』の6人同時洗剤縛りプレイRTAだろう。
とくに、異なる位置に存在するオレンジと青の出入口“ポータル”を駆使するアクションパズルゲーム『Portal』の“ポータル”縛りプレイは、ゲームの根底をくつがえす予想外なチャレンジになりそうだ。
今回は会場都合でのオンライン開催となっている関係か、日本からの参加者も10名ほどいるようだ。現時点で判明している日本人参加者の出走予定タイトルは以下の通り。
9日
『スーパードンキーコング3』
『爆ボンバーマン2』10日
『Burnout Paradise Remastered』
『アストラルチェイン』11日
『悪魔城ドラキュラ Harmony of Despair』12日
『PS5 Simulator』
『スーパーマリオランド』
『ロックマンゼクス』13日
『ビューティフル塊魂』
それぞれのルールなどにおける詳細や、そのほかのタイトルについては「AGDQ2023」公式サイトや、前述の「JapaneseRestream」が公開している日本語訳スケジュールなどを参照されたい。