Second Dinnerは1月10日、同社が手掛けるハイスピード対戦カードゲーム『MARVEL SNAP(マーベル・スナップ)』の英語圏向け公式サイトにて、友人をはじめとする任意の相手と対戦可能な「バトルモード」を実装するパッチを海外時間で1月31日に配信予定だと発表した。
なお、土壇場で問題が発生した場合は配信を延期する可能性があるという。
本作の対応プラットフォームはiOS、AndroidおよびPC(Steam)。基本プレイ無料(ゲーム内課金あり)で配信されている。
『マーベル・スナップ』はマーベル・ユニバースのキャラクターたちとともに約3分で決着する対戦へ挑む対戦カードゲームだ。
デッキの枚数は12枚で、出現する3つのロケーションを取り合う陣取り要素が勝敗を決定する。カードにはそれぞれ場へ出す際に必要となる「コスト」と「パワー」が記されており、全6ターンの試合でロケーションへ配置したカードの合計パワーが相手を上回ればポイントを獲得可能。最終ターンにて相手より多くのロケーションを確保していれば勝利となる。
使用可能なエネルギーはターン経過とともに1から6まで増加していき、後半になるほど強力なカードを使うことができるシステムだ。
しかしながら、ユニバース作品の舞台をモチーフとするロケーションは記事執筆時点で100種以上存在し、それぞれ個別の効果を携えている。効果は様々だが、「ターン3終了後、このロケーションの全てのカードをハルク(パワー12 コスト6 アビリティなし)に変身させる。」「エゴ(AI)が自分のカードを支配し、代わりにゲームをプレイする。」といったピーキーな効果が用意され、ゲームごとにランダムにロケーションが出現する。
この仕様により運要素が強いが、本作の戦闘は試合ごとにランクの上下に影響する掛け金として「キューブ」が用意されており、6ターン目には自動で掛け金が2倍になる。
くわえて、プレイヤーが任意で掛け金を倍増させる「スナップ」が用意されており、同時に自ら足早に「撤退」を選択すれば自身の損失を抑えることもできる。このポーカーにおける「レイズ」のようなシステムと1試合3分というコンパクトなデザインにより、プレイヤーにとって個別の試合の勝ち負け以上にプレイヤーの総合的な利益と損失が重要になる。
結果として自らのデッキに用意したコンボや戦術のみならず、劇的な運要素と、それに伴うハッタリや心理戦を楽しめるカードゲームとなっている。
いっぽう、本作はこれまで対戦相手を選択できないランクマッチのみがプレイできたが、この度のパッチ配信により友人とのプレイも可能となる。友人とプレイする際には、個々人の招待コードを入力することで任意のプレイヤーと対戦可能だ。
本モードに関しては、『マーベル・スナップ』のアソシエイトデザインディレクターであるケント・エリック・ハグマンによる紹介がUnityブログにて掲載されている。
バトルモードはランクマッチとは異なるルールが採用されている。複数回の試合を経て勝敗が決まるラウンド制で、10個のキューブ(ライフ)を所持した状態でゲームを開始し、試合を経て相手のキューブを削り切ったプレイヤーが勝者となる。
デッキは試合ごとに変更不可能な固定制のため、お互いの手の内が判明している状況での戦いが展開される。また、本モードではSNAPと撤退が試合の勝敗に深く関係する要素として機能するため、ランクマッチとは異なる意味合いを持ち、より緊張感のある駆け引きを楽しめるだろう。
なお、ランクの変動は発生しないため試作のデッキや手に入れたばかりのカードを試す際にも最適な対戦モードとなるはずだ。
興味がある読者は、海外時間1月31日の配信に備えて国内向けの続報を待とう。