神奈川県警は1月24日(水)、コーエーテクモゲームスが制作・販売する『DEAD OR ALIVE』シリーズへ登場するキャラクターの姿態などを無断に複製し、不正な翻案の抱き枕カバーを販売する目的で所持していた神奈川県の男性(44歳)を著作権法違反の容疑で横浜地検へ書類送検した。グループを統括するコーエーテクモホールディングスは告訴状の提出をプレスリリースで明らかにしている。
発表によると、男性は2019年に発売された『DEAD OR ALIVE 6』などのタイトルに登場する「マリー・ローズ」など5キャラクターの姿態などを無断で複製し、被服の削除など翻案を加えた抱き枕カバー計22点を所持していた。また、他のゲーム会社が著作権を有するキャラクターをモデルにした抱き枕カバーなどのグッズ複数もインターネット経由で仕入れ、同様に販売する目的で所持していたという。
本件に関して、コーエーテクモホールディングス管理本部の担当者は送検の経緯について「当社著作物を無断で複製または翻案し、販売する行為は、当社著作物の品位、名声及びイメージを著しく毀損し非常に悪質な行為であると判断した」と説明している。
プレスリリースの全文は以下のとおり。
著作権侵害に関するお知らせ
株式会社コーエーテクモゲームス(代表取締役社長:鯉沼久史、以下「当社」)が制作及び販売するゲームソフト『DEAD OR ALIVE』シリーズに登場するキャラクターの姿態等を無断複製または無断翻案した抱き枕カバーを販売目的で所持していた神奈川県の男性(44歳)を、神奈川県警が著作権法違反の疑いで、2023年1月24日、横浜地検に書類送検いたしましたのでお知らせいたします。
被疑者は当社の『DEAD OR ALIVE 6』等に登場する「マリー・ローズ」ほか5キャラクターの姿態等が無断で複製または被服削除等の翻案がされた抱き枕カバー計22点に加えて、他社が著作権を有するキャラクター等が無断複製または無断翻案された抱き枕カバー等のグッズ複数をインターネットの販売を通じて仕入れ、販売目的で所持しておりました。
当社としましては、当社著作物を無断で複製または翻案し、販売する行為は、当社著作物の品位、名声及びイメージを著しく毀損し非常に悪質な行為であると判断したため、神奈川県警に告訴状を提出し、この度被疑者の送検に至りました。
当社グループは、今後も著作権の侵害行為に対して厳格に対応すると同時に、多くのユーザーの皆様にご満足いただけるゲームを開発及び提供できるように努力してまいります。