Merge Gamesは2月7日、小人として世界を冒険するサバイバルゲーム『Smalland: Survive the Wilds』を開発中のゲームを配信する早期アクセスとして3月29日に配信すると発表した。
対応プラットフォームはPC(Steam、Epic Games Store)で、Steamストアページによると本作は日本語表示に対応する。
『Smalland: Survive the Wilds』はテントウムシよりも小さな小人として生存を目指すオープンワールドのサバイバルゲームだ。
物語の舞台は記事執筆時点で地球に生きる「大きな人類」が滅亡した世界。プレイヤーは小人として相対的に巨大な樹木を上ったり、湖のように巨大な水たまりを渡ったりしながら広大な自然の世界を冒険していく。本作の世界には「古代から残っている奇妙な遺跡」が存在するため、各地のNPCから伝承と知識を入手することがゲームプレイのひとつの指針になりそうだ。
フィールド上には巨大な三角コーンやフェンスの残骸なども配置されており、ポストアポカリプスな要素も期待できる。
ゲームプレイはフィールドから物資を収集して行うクラフト要素と戦闘で構成され、葉や小枝、石などを使用して野営地や家を建築できる。また、虫の甲殻などから防具を作成することができ、防具によっては滑空やグラップリングフックといった特殊なアクションを可能にするものも用意されるという。防具はフルフェイスのビジュアルも多く、見た目も大いに魅力的だ。
前述のとおり本作にはさまざまな虫も登場するが、プレイヤーは小人であるが故に、食物連鎖の低位に位置する。そのため、ハチやクモなどに遭遇すれば襲撃されるケースも少なくないため、マップの探索は危険と隣り合わせになるだろう。
Steamストアページではプレイヤーと無関係に虫同士が争う場面も描かれており、漁夫の利を狙える可能性も示唆されている。同時に、トンボやバッタ、クモといった虫を飼いならすこともできるため、強力な生物を味方につけることもゲームプレイの要点となる。
上記のほか、本作では最大10人でのマルチプレイにも対応しており、友人と協力して自然の脅威に立ち向かうことも可能だ。ホストの設定によってPvPに設定を切り替えることもでき、ライバルとして戦うこともできる。
なお、早期アクセスとして配信する期間は6か月から1年を予定しており、正式版に向けてシステムの修正や改善のほか、生物やNPCの伝承、クラフトできるアイテム、ゲームの世界を拡張する新要素が追加される。
早期アクセス版として配信する理由はゲームの深みやマップサイズにおいて「大作」を目指すためだとされ、配信開始時点でコアメカニクスやシナリオ、音楽が完全に整っている状態になるそうだ。
興味がある読者は本作をウィッシュリストに登録し、3月29日の発売を待とう。