スクウェア・エニックス・ホールディングスは2月28日(火)、オープンワールド型アクションゲーム『フォースポークン』の開発元であるルミナス・プロダクションズ(Luminous Productions)とスクウェア・エニックスについて、スクウェア・エニックスを存続会社とする形で合併させる方針を発表した。合併の施行日は5月1日(月)の予定だ。
ロールプレイングゲーム『ファイナルファンタジーXV』に携わったメンバーを中心に構成されているルミナス・プロダクションズは、世界最先端のテクノロジーとアートを融合させ「今まで誰も経験したことがないゲーム体験を作る」ビジョンのもと、スクウェア・エニックスの大型タイトルを手がけるスタジオである。
同社は光の拡散による鏡面反射などの表現を実現する「パストレーシング技術」にいち早く対応したゲームエンジン「Luminous Engine」を独自で開発したほか、魔法の存在する異世界へ飛ばされた現代女性の壮大な旅を描く『フォースポークン』にも同エンジンが用いられている。
今回の取り組みは中期における事業戦略の施策として発表されており、同社が掲げるHDゲーム【※】の開発実績や豊富なIPコンテンツを持つスクウェア・エニックスと優れた開発力および技術ノウハウを融合させ、グループ全体における開発能力の向上を目指す方針を示している。
【※】HDゲーム:High-Definition(ハイディフィニション、高精細)の意