Askiisoftは4月2日、時間操作システムを搭載した2Dアクションゲーム『Katana ZERO』のゲームシステムはそのままに、新たなストーリーや脚色を加えた無料の追加コンテンツ『Katana HERO』を公開した。
『Katana HERO』は『Katana ZERO』をSteamで所持していれば無料でダウンロードして楽しむことが可能だ。表示言語は英語にのみ対応している。
『Katana ZERO』は2019年にPC(Steam)向けにリリースされた2Dアクションゲームだ。本作は毎晩悪夢にうなされ、謎の依頼主に従う殺し屋のサムライ「ドラゴン」の戦いを軽快かつテンポの良いスタイリッシュなアクションで描いていく。
ゲームプレイは壁ジャンプや敵の攻撃をいなす高速移動を駆使し、敵を一撃で倒す2Dの剣戟アクションがベースとなっている。これらの要素のみで充分に手触りが良く魅力的だが、本作の主人公は時間ドラッグを服用しており、任意のタイミングでゲーム内の時間の流れを遅らせることが可能だ。
また、敵に殺されても時間を巻き戻し、素早くリトライできるため、テンポ感の良い死にゲーとして楽しめる点も大きな魅力と言えよう。
このたび配信された追加コンテンツはエイプリルフールに絡められた企画であり、従来とは全く違うストーリーで『Katana ZERO』を楽しめるというもの。開発者の投稿によると、今後に配信を予定している無料の追加コンテンツを制作する片手間で制作したものだという。
本コンテンツで描かれる物語は殺し屋家業を営んでいた主人公が急遽スピリットハンターとなり、Dr. Edoと彼の悪霊の軍団から街を守るさまを描く。
ゲームプレイはほぼ従来のとおりだが、倒した敵からふわふわと魂が飛び出る演出が出たり、物語上のチョッとしたアニメーションが変更されている。
「エイプリルフール」に絡められた企画でありながらシナリオはなかなか手が込んでいる印象だ。『Katana ZERO』に搭載されていた選択肢を決定するタイミングで会話の展開が変化するシステムも健在で、比較的キャッチーな世界観でスタイリッシュな戦闘を楽しめそうだ。
ダウンロード方法はSteamのライブラリから購入済みの『Katana ZERO』を右クリックし、プロパティから「ベータ」のタブを開く。そして、アクセスコードの入力欄に「notthedlcbro」と入力し、参加希望のベータを「notthedlcbro-Not the DLC」に選択したのち「コードを確認」ボタンを入力すること。
『Katana ZERO』本編の対応プラットフォームはPC(Steam、GOG.com)およびNintendo Switch、Xbox One/Xbox Series X|Sとなっている。
さらに「エイプリルフール」にちなんだ本企画とは別に、『Katana ZERO』のダウンロードコンテンツが開発されている。
『Katana HERO』の配信にあわせて『Katana ZERO』のサウンドトラック同梱版が40%オフの672円で販売されているため、未だ前作をプレイしていない方は本作を遊んでみてはいかがだろうか。