劇団四季は4月10日(月)公式Twitterアカウントの発言として、マンガ『ゴーストアンドレディ』を舞台化し、2024年5月より東京のJR東日本四季劇場[秋]にて上演すると明らかにした。
最新オリジナルミュージカル
— 劇団四季 (@shiki_jp) April 10, 2023
『ゴースト&レディ』上演決定
芝居好きなゴーストと看護の道に生きるレディ。
不思議な絆で結ばれた二人が見出す、それぞれの生きる意味とは――。
『ノートルダムの鐘』演出のスコット・シュワルツ氏を迎え、劇団四季が新たに贈る命と絆の超大作。#ゴーストアンドレディ pic.twitter.com/Si2Kz7spA0
『ゴーストアンドレディ』は、『うしおととら』や『からくりサーカス』などで人気を博した漫画家・藤田和日郎氏がマンガ雑誌「モーニング」にて不定期連載中の『黒博物館』シリーズのひとつである。自らのなすべきことに迷う女性「フローレンス・ナイチンゲール」と劇場に出没する元決闘代理人の幽霊「グレイ」の出会いと冒険を描く。
今回の発表によると、本作の舞台化に当たっては原作の持つ魅力を大切にしつつ、「演劇」ならではの新しい魅力を出せるよう追求するとのこと。
演出を担当するスコット・シュワルツ氏と劇団四季の代表取締役社長を務める吉田智誉樹氏によるコメントは以下のとおり。
演出:スコット・シュワルツ氏
初めてこのプロジェクトのお話を頂いた際には大変嬉しく感じました。劇団四季と初めてご一緒した『ノートルダムの鐘』では素晴らしい時間を過ごすことができたため、今回、オリジナルの新作で再び日本の皆様とご一緒できることが楽しみです。初めて原作の漫画を読んだ時、大変興味深くワクワクしました。本作でまず大切にしたいのは、情熱的でロマンティックなラブストーリーであるということ。素晴らしい楽曲の数々、ロマンス、冒険心、ユーモアに溢れた作品になります。観に来ていただいたお客様にも何かインスピレーションを受けるような体験をしていただけたら幸いです。劇団四季代表取締役社長:吉田智誉樹氏
かねてから四季オリジナル創作でご一緒したいと考えていたスコットさんと、本作の創作に取り組めることとなり、大変うれしく思います。原作の本質的な部分を大事にしながら、「信念を貫くことの大切さ」「人生の価値とは何か」というメッセージを投げかける、四季らしい舞台にしたいと考えています。近年、年に一本新作オリジナルミュージカルを上演してきましたが、コロナ禍を経て、オリジナル作品の重要性を改めて痛感しました。本作も重要なレパートリーとなるよう、力を尽くしたいと思います。
己の生きる道に迷う女性がいかにして“近代看護の母”ナイチンゲールへ成長したかを、芝居好きの幽霊の目を通して描く『ゴースト&レディ』の舞台は、2024年5月より上演を開始する予定だ。